主に細幅鍵盤の事を、個人的な戯言を交えながら徒然なるままに書いているブログです。このブログの趣旨をまとめていますので、初めてお越しの方は、宜しければカテゴリ欄の「記事の概要」をご一読ください。
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06/15
鍵盤を交換できるアップライトピアノ!?
現在、市場に出回っている細幅鍵盤ピアノは、グランドやアップライトといったアコースティックのものだけです。
電子ピアノのものは、ありそうでまだありません。
そしてこのアコースティックの細幅鍵盤ピアノでも、(アクションを含む)鍵盤部分を交換できるのはグランドだけで、アップライトでは今のところ鍵盤部分を交換できるものはありません。

細幅鍵盤の主要メーカーであるスタインビューラー社が言うには、グランドは元々鍵盤とアクション部分がピアノ本体から分離できる構造になっているのに対して、アップライトはそうなっていないからということのようです。
技術上の問題なのか、敢えてそうしないのかは分かりませんが、“普及”ということを考えれば、調律などの保守点検がこれまで通りに出来ないと困るので、今の段階では、既存のピアノの構造をあまり大きく変えてしまわないほうがいいのかもしれませんね。

恐らくですが、前回の記事のバレンボイム氏のグランドピアノのように大胆な発想で開発すれば、「鍵盤を交換できるアップライトピアノ」も夢ではないと思っています。
実際、昔ヤマハが「二段式ピアノ」という非常に珍しいピアノを開発したことがあって、下の段の細幅鍵盤が引き出しのように引っ張り出せるようになっているのですが、このようなことができる事を考えると、鍵盤部分を取り外すことも技術的には可能なのではないかと思います。



このピアノの関連記事です。

http://8107.teacup.com/hosohaba/bbs/60


細幅鍵盤関連のブログなどで度々紹介されている中田喜直さんの本、「随筆集 音楽と人生」の第4章の、『日本人と、ピアノ』の中でも、オットー・ゴールドハンマー博士が考案したという、“大小5段階の鍵盤を交換できるアップライトピアノ”というものについて触れられています。

ただ、実際にこのピアノのことが書かれているのは、ヨーゼフ・ガート氏の、「ピアノ演奏のテクニック」という本の中だそうで、中田喜直さんの本では、このガート氏の本の中の、このアップライトピアノに関する部分の記述が抜粋されていて、“この本にはその写真が出ており、大小五段階の鍵盤がある。”としか書かれてなくて、残念ながら写真は掲載されていません。
このヨーゼフ・ガート氏の「ピアノ演奏のテクニック」は、今は絶版になっていて中古でしか出回っていませんが、それがなかなかいいお値段で・・・見てみたいと思いつつもなかなか手が出ませんでした。

それが先日、偶然にもPASKを通じてその写真を入手することができたので掲載させて頂きます!

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※ 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
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※ 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

ピアノ本体の写真や実際に交換をしている様子の写真などが無いので俄かには信じ難いですが、もしこれが実現可能であれば画期的ですね!
いつ頃考案されたのかは分かりませんが、写真の雰囲気はかなり古そうです。

中田喜直さんの本で抜粋されている記述の中には、
“この鍵盤はたいへん簡単な構造だから素人でも二、三分でとりかえられる。”
とあります。
見た目といい、特徴といい、スタインビューラー社の鍵盤とそっくりですね!

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コメント

こんにちは^^)
画像拝見しました。
ついに見られて良かったですね。
私もなるほど~と思いました。

あれ、何とかして説明文を見れないか?
と只今奮闘中です(笑)。
face book見て翻訳機にかけられる所だけ
やってみたら、

直訳だと、
最後のポストで共有ウェブサイトから代替サイズ キーボードを含むいくつかの興味深い歴史的な情報によって作られたドイツの会社ゴールドハマー 20 世紀!(オットー ゴールドハマー住んでいた 1910 年から 1983 年まで)。
狭い。

と出てきますね。
酢~ [URL] 2015/06/16(火) 08:46 [編集]

酢~様
> ついに見られて良かったですね。
> 私もなるほど~と思いました。

本当に見られて良かったです(^^)
中田喜直さんの本を読んでからずっと気になっていましたので。

> あれ、何とかして説明文を見れないか?
> と只今奮闘中です(笑)。

私も写真が掲載されている本の文章部分が少しでも読めるようにと思って、入手したままの解像度で写真をアップしているのですが、やっぱりもうちょっと解像度が欲しいところですね(^_^;)

facebookの説明文は私も読みました。
オットー・ゴールドハンマー博士が個人的に開発したものだと思っていたら会社なんですね。(今もあるんですかね。)
ゴールドハンマー博士ももっと昔の方だと思っていたら、30年くらい前まではご健在だったんですね。
このピアノ(鍵盤セット)がもし現存していたら見てみたいですね~
仮に物が無くても、せめて設計図くらいは残っていてほしいものです。
LittleHands [URL] 2015/06/16(火) 12:50 [編集]

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