主に細幅鍵盤の事を、個人的な戯言を交えながら徒然なるままに書いているブログです。このブログの趣旨をまとめていますので、初めてお越しの方は、宜しければカテゴリ欄の「記事の概要」をご一読ください。
07 * 2017/08 * 09
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
02/07
著名なピアニストにも細幅鍵盤を使っている人が居ます!
PASKを通じて、細幅鍵盤を推奨するピアニストの方々の言葉と、その他の細幅鍵盤に関する情報が届いているので紹介させて頂きます。




オーストラリアのピアニスト・教師・作曲家のイアン・マンロー氏の細幅鍵盤への言及:

“The principle is one that seems so obvious and positive that I have never understood why it wasn't adopted generations ago. The fact is, most people cannot play all the repertoire they would like to. It's almost funny how many small-handed pianists come to me wanting to play Rachmaninov. More often, though, it's music of unremarkable technical demands that requires only a natural fall of the hand over a range of notes that is just that fraction too wide for comfort, leading to all the stress, insecurities and bad practices that are the bane of so many gifted colleagues' daily experience. I'd be thrilled if this situation were to change, even in a very gradual and limited way, and am pleased that Kawai are waking up to this.”

「なぜそれが一世代前に受け入れられなかったのかが全く理解できないほど、原理は一目瞭然で疑いようが無いように思える物です。実は、ほとんどの人々が、自分達が演奏したいレパートリーを全て弾けるわけではありません。ラフマニノフを弾きたくて、私のところに小さな手のピアニストがどれほどやって来るかは、思わず笑ってしまうくらいです。非常に頻繁ではありますが、ただあまりにも広すぎて痛みが和らがないほんの一部の音符の範囲にわたって手の自然な衰退だけを要求する、平凡な技術的要求の音楽であり、すべてのストレスに結びつき、非常に多くの才能のある同業者の日常体験の悩みの種であり、不安定で悪い慣習です。この状況が変わるなら幸いで、非常に段階的で限られた方法であっても、カワイがこれまで目覚めているのを嬉しく思います。」



2008年のニューヨーク・タイムズ掲載の、アルゼンチン出身のユダヤ人ピアニスト・指揮者のダニエル・バレンボイム氏とのインタビューでの細幅鍵盤への言及:

A Whirlwind Named Barenboim
(記事の12段落目)

「それら2つは、音楽家が、音楽的に洗練されているだけでなく、教養があり博識な人物でなければならないことを、今もなお私に示しています。」ある晩遅く、自宅で大きなキューバの葉巻を吹かしてバレンボイム氏が言った。彼は、ツェーレンドルフ近くの緑の多いベルリンの自分の居間で、安楽椅子に身を落ちつけ、1組の巨大なスタインウェイの前に座った。1つは、彼が最近リサイタルで使用するのが好きな狭い鍵盤が取り付けられている。彼の後ろの本棚は、フランス語、スペイン語、ドイツ語、英語、そしてヘブライ語の本で一杯だった。




PASKを通じてこういう情報を受け取る度に、細幅鍵盤に関する情報が日本には全く入ってきていないとつくづく感じますこういう方々をもっと日本のマスコミも取り上げてほしいものです。
バレンボイム氏が細幅鍵盤を使ったリサイタルを日本でもしてくれるといいんですけどね~

それと、前々回の記事で、アメリカで細幅鍵盤ピアノを導入する大学がもう1校増えそうだと書きましたが、この度、オハイオ州のクリーブランドにあるケース・ウェスタン・リザーブ大学が研究用にスタインビューラーの7/8鍵盤を導入したという知らせが今月の4日に入りました。
これで、アメリカで細幅鍵盤を入れている大学が9校に増えました。

オーストラリアの大学でも細幅鍵盤を導入してもらおうと、現在ロンダ・ボイルさんとエリカ・ブッカーさんが働きかけていて、有力候補が1校あるそうです。
ロンダさんは最近のAPPCA会議(オーストラレーシア・ピアノ教育学会議)に3回参加され、細幅鍵盤の必要性を提示されたとのことですが、昨年にはキャロル・レオーネ博士も会議で15/16鍵盤での講演リサイタルをされ、その甲斐あってオーストラリアのピアノ界では、細幅鍵盤への関心が徐々に高まっているそうです。

更に、オランダ、フランス、アイルランドからも自国で細幅鍵盤を普及させたいという声が上がっていることを受けて、今年の7月上旬にセルビアで開催されるEPTA(European Piano Teachers Association - ヨーロッパ・ピアノ教師協会)会議に、エリカさんが参加され、プレゼンをされる予定になっているそうです。

あと、前々回の記事でもアメリカの中古の細幅鍵盤ピアノの情報を書きましたが、オランダでも1台売り出されているそうです。
1980年代にニューヨークのピアノ修復家によって造られた、7/8鍵盤のスタインウェイM-170で、お値段は1,400ユーロ、日本円で約194,108円(2/7/2014 11:20pm時点)とのことです。ていうか、安っ!!スタインウェイでも中古ってこんなもん!?状態がちょっと気になりますね
Piano keyboard special 7/8 scale made for Steinway Model M
※追記: もしかして・・・と思って確認してみましたところ、これはスタインウェイM-170用の鍵盤(アクション)部分だけだそうですやっぱりね~

それと、細幅鍵盤電子ピアノ(若しくはキーボード)に関しての情報ですが、現在、アメリカの男性が15/16鍵盤のものを(おそらく中国メーカーに)製造してもらおうと取り組んでいるそうです。


今後も、情報が入り次第お知らせ致します

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村

ピアノ ブログランキングへ
スポンサーサイト
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック
トラックバック URL

Copyright © 2017 細幅鍵盤随想記|ピアノと鍵盤と、時々、戯言.
all rights reserved.