主に細幅鍵盤の事を、個人的な戯言を交えながら徒然なるままに書いているブログです。このブログの趣旨をまとめていますので、初めてお越しの方は、宜しければカテゴリ欄の「記事の概要」をご一読ください。
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04/24
Steinbuhler社の製品
単なる興味と思い付きでやり始めたSteinbuhler社のサイトの翻訳も、今回でほぼ完了となります。
当初はとりあえず“Our Story”だけ読めれば良いと思っていたのですが、いざやってみると次から次に興味深い内容が出てきて、こうなれば乗り掛かった船だ!全部読んでしまおう!と、ついに“Products”まで翻訳してしまいました。

私はSteinbuhler社の回し者ではありませんが、やはりここまで読んだからには、最終的にその製品が一体どういうものなのか詳しく知りたくなってしまうのが人情というもの。
宣伝っぽい内容になってしまいますが(今までの分もそうですね)ご了承ください。



『View All』

鍵盤をグランドピアノに提供することは、鍵盤をアップライトピアノに提供することと非常に異なります。

ViewAll_KeyboardGrandSmall
ViewAll_UprightPianoSmall

上の写真で分かるように、グランドピアノのためのアクションは独立式のユニットで、ピアノから簡単に出て来ます。
アクションは、鍵盤自体と、ハンマーを含むアクション・スタックと、ハンマーを動かす仕組みから成ります。
このアクションは、私達があなたのグランドピアノのための鍵盤を組立てるのに必要なすべてであり、私達が提供する輸送ボックスでUPS(※)を使って、私達に送ることができます。
それから、私達が造る新しい措置は、あなたの技術者によって簡単に取り付けられます。

アップライトピアノの場合では、独立型の1個のユニットでアクションを取り除くことができません。この理由で、私達はあなたのアップライトピアノのために鍵盤を提供しません。
私達の鍵盤が既に組み込まれている状態で、私達は新しいアップライトピアノを提供します。

United Parcel Service ・・・アメリカ、ジョージア州に本社のある大手貨物運送会社



『Keyboards for your Grand Pianos』

新しいアクション・スタックによるDS鍵盤
The-Action-Web02

そのアクション・スタックによるグランドピアノの鍵盤は、簡単にグランドピアノから滑り出る完成品一式です。
ピアノのキーはフレームに取り付けられます。また、フレームに取り付けられているのは、ピアノのハンマーとそれらの複雑な作動構造から成るアクション・スタックです。
ピアニストが鍵盤を押すと、鍵盤の後部はそれから弦を叩くためにハンマーを放り投げ、ハンマーシャンク[1]を順番に押し、ウィッペン[2]を押します。

私達は、2つの方法のうちの1つで、新しい、より小さなグランドピアノ・アクションを造ります。

1) 新しいフレームでは、私たちはピアノの元々のアクション・スタックの部品を取り付けます。
2) 私達の新しい構造において、私達は、新しいハンマーおよびウィッペン[2]を備えた完全に新しいアクション・スタックを造ります。

私達のより小さな鍵盤は、ピアノの全幅に届くようにキーを曲げました。そして、きれいな完成した外観を生むために、間隔材が、低音および最高音部の、鍵盤の両端に置かれます。

元々のアクション・スタックを使っている、より小さなグランド鍵盤

あなたのグランドピアノに調子が良いハンマーとウィッペン[2]があれば、私達は新しい鍵盤で、元々のアクション・スタックの部品を使用するのを選ぶかもしれません。
そして、私達が提供する箱の中に、あなたの元々の鍵盤とアクション・スタックをペンシルベニア州のタイタスビルに出荷します。
その後、私達は必要とする寸法を得ることができて、新しい鍵盤を造ることができ、あなたの元々のアクション・スタックの部品を新しいフレーム(およそ6週間かかる工程)に取り付けることができます。
私達は、2つの別々の箱の中に新しい鍵盤と元々の鍵盤を入れて送り返します。取り付けに、あなたの技術者によってちょうど2、3時間がかかります。
私達が元々のハンマーを使用しているので、ピアノは整音する必要無く、その元々の音を維持するでしょう。あなたの技術者はいつも容易に元々の鍵盤を再取り付けできます。
価格は、取り付けと輸送料を含まない7.800ドル(※)です。

日本円で775,554 円(4/24/2013 12:44am時点 1ドル 99.43 円)
現時点での価格 → 為替レート変換

新しいアクション・スタックによる、より小さなグランド鍵盤

新しいアクション・スタックでより小さな鍵盤を造るなら、私達は新しいラナーのウィッペン[2]ハンマーシャンク[1]を使います。新しいハンマーは、あなたの技術者と相談して選ばれます。
私達が一旦ピアノの寸法を得れば、造る工程には約6週間かかるでしょう。
新しい鍵盤が取り付けられた後に、ピアノは、5分未満で交換できる2つの鍵盤を持つでしょう。
新しい鍵盤には、あなたが単に1つの鍵盤を引き抜いて、第2の鍵盤を滑り込ませて戻すことができるように、あなたの技術者がピアノで何も変えることなくそれを取り付けることを可能にする、調整可能な特徴があります。
鍵盤の取り付けは、望ましい音を得るために新しいハンマーを整音することも含んでいます。
価格は、取り付けと輸送料を含まない10,800ドル(※)です。

日本円で1,073,844 円(4/24/2013 12:44am時点 1ドル 99.43 円)
現時点での価格 → 為替レート変換

ピアノの測定値を得ること

DS-Button-Web04

数十年の間、ピアノメーカーは、彼らのピアノの計画の多くの変更を行いました。また、一部のメーカーは、ピアノの間で小さな変化を生じる「手作りの」技術を使用します。
したがって、ピアノのための鍵盤を造る前に、私達は常に測定します。これは私達が提供する箱で、ペンシルベニア州のタイタスビルの私達へピアノのアクションを送らなければならないことを意味するか、または、これらの非常に正確な寸法を得るために、私達がピアノに合わせて私達の技術者のキットの利用において公認された専門家を送らなければなりません。
私達の考えは、世界中に公認される技術者がいることですが、私達はこの過程の非常に初期の段階にいます。

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私達の鍵盤は、パワー、感触または反応が損なわれないことを保証して設計されました。

キャプスタン[3]から、鍵盤の表面のタッチポイントまでの線(上図の赤い線を参照)は、バランスレールピン[4]を通り抜けます。これは、ごくわずかな側面の振動および疲れを保証します。

7/8鍵盤については、最初の15個のキーは強化されているので、重い低音のハンマーが加速している間に、捻じれるキーによってもたらされる力の損失はありません。

キーは切り取られる前に、それら木の木目が揃うように回されます。
カエデがより大きな強さのために使われます。

キーの後部は規定重量分取り除いて細くなり、そしてキーは、キーの前部に重りを加えて従来の方法で傾けられます。
元々の鍵盤と新しい鍵盤は大体同じ重さがあります。

*注釈:ピアノの部品*
[1] ハンマーシャンク:Hammer Shank
[2] ウィッペン:Wippen
[3] キャプスタン:Capstan
[4] バランスレールピン:Balance Rail Pin



『Upright Pianos』

チャールズR.ウォルター・アップライトピアノ

Walter-Piano-Web02_s

ウォルター・ピアノ社は、私達の鍵盤でアップライトピアノを造っています。
あなたは望むモデル、スタイル、および仕上げを選びます。
最初の低音鍵盤の正面のDSボタンは、鍵盤が大学で研究されている同じ7/8のサイズであることを保証しています。

ウォルターのアップライトピアノは、それらの豊かな音色と充実した低音によって名高いです。
合衆国では、ピアノを製造する会社が3社だけ残っています。スタインウェイメイスン&ハムリン、およびチャールズR.ウォルター
これらの会社はそれらのピアノの品質によって生き残りました。

私達は、最も安い全国的広告表示価格でピアノを提供しています。
これはウォルター・ピアノ社が公共の場での売り込みや宣伝(例えば、電話によるもの、掲示または書面にした広告、ウェブ上など)で、ディーラーが見積もるのを許す最も安い価格です。
また、価格はアメリカ大陸のいかなる場所への輸送を含んでいます。ピアノには、部品、材料、および技量における欠陥に対する12年間の完全保証書が付いてきます。

ここに表示されているスタイルは、黒檀光沢仕上げのウォルター・スタジオ・アップライトです。
最も安い全国的広告表示価格は、アメリカ大陸での輸送を含んでいる9,860米ドル(※)です。
仕様

日本円で980,379 円(4/24/2013 12:45am時点 1ドル 99.43 円)
現時点での価格 → 為替レート変換

ウォルター・ピアノのウェブサイト上の、他のピアノ・モデル、スタイルおよび仕上げを参照してください。
私達は、それらのピアノのどれのためにでも、7/8-DS規格鍵盤、または15/16-一般鍵盤を造ることができます。
私達に連絡してくだされば、あなたに興味を感じさせるものの最も安い全国的広告表示価格を見積りましょう。

チャールズR.ウォルター・アップライトの内部-それらがとても良い音で、とてもよくできている理由

長い弦: ウォルターのアップライトには、高さ51インチ(約129.5cm)未満の、市場に出ている他のピアノより長い弦があります。
大きな低音と豊かな音色のための長い弦を手に入れるために、5フィート10インチ(約177.8cm)のグランドピアノかそれ以上大きなものを買う必要があると思ったなら、あなたは、チャールズR.ウォルターアップライトピアノを試す必要があります。

大きな響板: ウォルターのアップライトの響板は、およそ2100平方インチ(約53.34㎡)の密で堅いトウヒ材です。
それは大部分の5フィート8インチ(約172.7cm)のグランドピアノの響板より大きいです。
長い弦と大きな堅いトウヒの響板は、ピアノの美しい音色のための2つの主要成分です。

滑らかなタッチと素早い反応: ウォルター・アップライトの「感触」は彼らの大きなスタジオサイズのアクションとそれらの慎重にバランスをとった特別に長いグランドピアノのようなキーからなっています。
ウォルターのアップライトピアノは、すべての種類のコンソールとスタジオ・ピアノで最も長いキー…16インチ(約40.6cm)以上を備えています。
鍵盤には、最もすばらしいグランドピアノのように個別に重みを加えられます。

100%の純粋な材木芯: あなたはウォルター・ピアノでは、どんな構造用パーティクルボード、チップボード、または段ボールも見つけることが無いでしょう。
それらの巨大な響板でさえ厚いトウヒ材です。そして、積層材ではなく、無垢材です。
これは、それらがとても良い音で、とても見事な外観である理由の1つです…生涯のために。
本物に満たない木材の何も受け入れないでください。

ウォルター・ピアノ・ウェブサイトから:
彼の家内企業で品質の重要性について解説するチャールズR・ウォルターからの書礼を読んでください。
ウォルター・アップライトに組み入れられる多くの独特な設計特微について、より詳細に学んでください。
すばらしい器具の解剖図を研究してください。



ピアノの部品や構造に関する言葉が色々と出てきて、なかなか翻訳が難しかったです。
もしかしたら、ピアノの構造や仕組みに関する部分の解釈が多少間違っているかもしれません。

今回読んでみた感想…「うん!高い!!」
あ、でもグランドピアノのお値段からすればこんなものなのかも…言わばピアノの中核の部分を造り変えるわけですからね。元のピアノに使われている部品を転用すれば3割くらい安く出来るみたいですが。

でもこれはあくまでも製品だけのお値段ですから、これにアメリカからの輸送料と取り付け費用が上乗せされたら…庶民には怖くて手が出しづらいですね

グランドピアノはどうやら元々アクション部分が取り出せるようになっているみたいですが、アップライトピアノだとやはりそうはいかないみたいですね。

しかし、あんなに大きなアメリカ合衆国でも生き残っているピアノメーカーが3社だけとは…日本も最盛期よりは減ってしまったとはいえ、まだ多い方なのかもしれません。

ウォルターのピアノがとても良質なピアノだということは分かりますが、やはりこちらもいいお値段ですね
YAMAHAやカワイのアップライトが高いものでこれくらいのお値段なので、ウォルターのアップライトが一番安くてこのお値段ということは、いかにYAMAHAやカワイのコストパフォーマンスが高いかということですね。円安傾向になってきていることを考えると、今後更に高くなっていくのでしょう。
ですが、こちらは(アメリカ大陸内では)輸送料込みで12年間の完全保証書が付いていますね。
それだとこのお値段でもお手頃価格になるのかな?

それにしても今回は、翻訳するにあたって、ピアノの部品や構造についても調べる必要がありました。
ピアノの構造についての詳細なサイトで、日本語のものを探してみましたが見つけられなかったので、英文のものですみません。ご興味のある方はどうぞ。

the piano deconstructed
The Construction of the Piano


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コメント

着脱可能なアクション
はじめまして。^-^
翻訳、お疲れ様です。
グランド用の1万ドル超えの製品は、通常幅と細幅のを5分以内にカセットのように交換できるんですね。文面からすると、その際、調整も要らないようです。
 これをホールのピアノ(各社フルコン)が採用してくれれば、普及にはずみがつくかも。ピアノ1台の合同発表会でも奏者に合わせて鍵盤を交換できます。
諸パン [URL] 2013/04/24(水) 17:27 [編集]

コメントありがとうございます
*諸パン様*

はじめまして(^^)
拙い翻訳文、読んでくださってありがとうございます。

読んでみる限り、全て新しい部品で作る方の鍵盤は交換にあまり手間がかからないようですね。
だとすればおっしゃる通り、ホールでの発表会やコンクールのときでも交換して使用することが可能ですよね。
それにもし多少の調整が必要だとしても、午前の部・午後の部みたいに、使う鍵盤幅によって時間帯を区切れば対応出来そうな気がします。
スタインビューラー社も製品の改良をしていくでしょうから、今後も徐々に扱いやすくなっていくのではないでしょうか。

発表会やコンクールに対応できないことが細幅鍵盤の普及を妨げる一番の原因だと思いますので、ホールでの採用が実現すれば、普及の大きな足掛かりになると思います。
LittleHands [URL] 2013/04/25(木) 00:11 [編集]

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