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手の大きさに関するこれまでの調査 - ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS(和訳)

このページでは、細幅鍵盤関連の英語サイト、ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDSのメニューの『Pianists’ hand spans』の中にある、Earlier hand span studiesという項目の和訳を掲載しています。

※ この翻訳文の元となる英語サイトの再編に伴い、和訳文も2019年7月2日に再編しました。



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Earlier hand span studies - 過去の手のスパンの調査報告


過去の手のスパンの測定では、その人口母集団全体で大きなばらつきが見られました。
芳村氏とチェスキー(Chesky)氏(2009年)は、ノーステキサス大学の400人近くの演奏家の手のスパンの最小と最大の差が4インチ(11 cm)あったと報告しています。これはピアノの鍵盤ほぼ5個分の幅です!
米国音楽教師協会(MTNA - US Music Teachers National Association)の2004年の全米会議で、デイビッド・シュタインビューラー(David Steinbuhler)氏は160人のピアニストの手のスパン(親指から小指の幅のみ)を測定しました。左手と右手が混ざり合って測定されています。
ピアニストの有効な1-5(親指から小指)の手のスパンの分布が、シュタインビューラー氏によって作成された下の図表に示されています。
(参照: www.steinbuhler.com/html/our_research.html日本語版))
この場合もやはり、性別による違いが明白です。彼はピアニストの人種的背景を記録してはいませんが、混在していることが分かっています。

ASPK_006

過去のピアニストの手のスパンのデータ(ワグナー(Wagner)、1988年)とシュタインビューラー氏のデータを比較すると、その結果は上のページに記載されているオーストラリアの研究と概ね一致しています。
ここで留意すべきは、ワグナーのデータが外側の端ではなく指先の中心からの測定値に基づいているということです。しかしながら、この測定過程の違いは、1-5(親指から小指)のスパンの測定値よりも2-5(人差し指から小指)のスパン(ここに結果は表示されていません)に影響を及ぼすと思われます。
十分な大きさのサンプルの手のスパンのデータが正規分布に近似すると仮定すると、ワグナーによって様々な集約尺度が導き出されています。ボイル & ボイル(Boyle & Boyle)(2009年)はシュタインビューラー氏のデータのためにその集約尺度を展開させました。
表1は、これら2つのデータセットの男女間の差をまとめたものです。ワグナー(1988年)によって測定された対象者は、かなりの割合(男性の95%および女性の86.5%)が白色人種由来のものでした。
ワグナーのデータの女性のスパンがやや大きいのは、調査が行われたのが、国際的に評価が高い特別な音楽学校であったためです。それは多くの国々から生徒を最も引き付けていると考えられ、その結果、非常に小さいスパンの人たちが選定されにくかった可能性があります。

ASPK_013

またワグナー(1984年)は、自身のデータベースの中の2つのグループの男性ピアニスト、『成功を収めた演奏家』(著名なソリストや国際コンクールの優勝者)として分類した26人と、『問題のケース』(長期にわたって技術的課題や怪我の問題に苦しめられてきた人たち)の10人を比較しています。
彼らの手のスパンの差は、『成功を収めた演奏家』の9.2インチ(約23.4 cm)と比較して、『問題のケース』の8.7インチ(約22.1 cm)は統計的に有意でした。成功を収めたグループの2-5(人差し指から小指)のスパンも大幅に大きいものでした。




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子供の頃にピアノを習い始めたものの手が小さくてすぐに挫折(^_^;)
成人してから再びピアノを習った、気ままに弾くだけの趣味のピアノ弾きです♪

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※シュタインビューラー社についての詳細は、左のカテゴリ欄にあります『Steinbuhler & Company (和訳版)』をご覧ください。
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