主に細幅鍵盤の事を、個人的な戯言を交えながら徒然なるままに書いているブログです。このブログの趣旨をまとめていますので、初めてお越しの方は、宜しければカテゴリ欄の「記事の概要」をご一読ください。
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08/22
細幅鍵盤、オーストラリアへ
前回の記事にあります、ウォリックによるピアノ技術者のギルドニュース記事の“First DS Keyboard installation”の翻訳文です。
グランドピアノへの細幅鍵盤の設置の様子が書かれています。



「ピアノ技術者ウォリック・ドルトンによる、オーストラリア・メルボルンからのギルドニュース記事」

『南半球で初の7/8-DS鍵盤設置』

昨年、ワークショップがデイビッド・スタインビューラーの7/8という概念の鍵盤を披露するために、すぐにセッティングしたという短い通知が来ました。7/8鍵盤って何?デイビッド・スタインビューラーって誰?とあなたは尋ねるでしょう。

7/8鍵盤とは、グランドピアノのための、標準鍵盤の7/8の寸法の鍵盤です。それは既存のアクションを、交換可能な両方(標準鍵盤と7/8鍵盤)のアクションに取り替えるというものです。

デイビッド・スタインビューラーとは、家族がアメリカのタイタスビルで織物工場を所有している技術者です。1991年にナイアガラ・オン・ザ・レイクのB&Bに滞在中、彼はコンサート用グランドピアノが7/8鍵盤であることに気付きました。ピアノの持ち主は、自分の手が小さいことが多くのすぐれたピアノ・レパートリーをマスターする妨げになっていると理解し、1970年にそのピアノを造ったそうです。

デイビッドは詳述します。『これは自分に与えられたチャンスだと思いました。私にはコンピュータ・プログラミングの経験がありましたから、鍵盤をコンピュータ・データベースから造るというアイデアは興味をそそられました。まして、私はピアノ産業に関して何も知りませんでした。ピアノの造り方に関する先入観が無く自由でしたから、最初は趣味としていじるところから始まりました。事の成行きで1994年夏に、私たちの織物工場の船積みドックの上で、コンピュータのルータを用いて、最初の鍵盤を造りました。』
この鍵盤の製造は、ピアノを測定するという問題を生み出しました。デイビッドがアメリカ中を旅行して測量することはできますが、それでは海外からの注文に応えられず非実用的です。従って、オーストラリアへの旅行は、測定だけでなく、必要な測定の出来る有能な専門家を見つけることでもありました。

デイビッドは、正確な測定を可能にするためのジグと測定ツールのキットを供給しています。
彼は、アメリカの大学のために沢山の7/8鍵盤を造り、そして今、地元の音楽家ロンダ・ボイルのピアノ、バーンスタインSG-185Rへのフィッティングをする為、初めてオーストラリアに到着しました。

a_DS-keyboard-_-RhondaWeb02.jpg

実のところ、設置をする土曜日の朝、若干の不安を感じながらロンダの家に着きました。非ピアノ人が造った完全なピアノ・アクションが、地球の反対側の楽器に大きな災難をもたらすのではないかと思ったからです。
アクションが箱から出され、既存のアクションが取り除かれました。そして、新しい7/8鍵盤がピアノにすべり込みました。それはちゃんと動きました!細幅鍵盤に不慣れであった為、演奏時のオクターブが9度になり、耳障りな音がありました。しかしながら、ロンダは15分間の練習の後コツを掴みました。そして、彼女の微笑が全てを物語りました。

ピアノはどんな形であれ変更されません。ラナー・アクションの部品とアーベル・ハンマーを使ったアクション部分はオリジナルと素早く入れ替えられます。それは4時間の調整と整音で完成に至ります。(ウォリック・ドルトン)

a_Conventional-in-Bernstein-W.jpg
a_DS-Keyboard-in-Bernstein-We.jpg



記事を読んでみての素朴な疑問。
もし、ロンダ・ボイルさんのように、Steinbuhler社の鍵盤を日本にも輸入して取り付けようとした場合、果たして日本のピアノ技師の方々は協力してくださるのかどうか…設置後のメンテナンスはどうしているのかなど、色々気になりました。

実際にロンダ・ボイルさんが設置していらっしゃる以上、その辺りもどうにかしているはずですし、英語が堪能であれば問い合わせて聞いてみたいところですが…
日本の某大手メーカーが細幅鍵盤ピアノの製造から撤退している今、日本でもそういった問題がクリア出来るのであれば、Steinbuhler社の鍵盤を是非買いたいと思う方は多いのではないでしょうか。

ちなみに、某大手メーカーは撤退していますが、日本でも細幅鍵盤ピアノの受注を受け付けているピアノメーカーはあります。

ウイスタリアピアノ製作所
http://www.wistaria.com/

ご興味のある方はお問い合わせされてみてはいかがでしょうか。

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コメント

細幅鍵盤購入者とその後のメンテナンス
現在、細幅鍵盤ピアノを所有している人をブログで呼びかけてみてはどうでしょうか?
(メンテナンス状況も)

日本の大手2社と過去にクロイチェル社が製造していた頃、どれくらいの細幅鍵盤ピアノが販売されていたか?も気になるところです。

スタインビューラー社の7/8鍵盤等の所有者も日本におられるかも知れませんね。非常に興味のある事ですね。
酢~ [URL] 2012/08/25(土) 17:40 [編集]

Re: 細幅鍵盤購入者とその後のメンテナンス
コメントありがとうございます。

それもそうですねe-77
実際に所有されている方のご意見が1番参考になりますし。
早速呼びかけてみます。
LittleHands [URL] 2012/08/26(日) 00:05 [編集]

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