主に細幅鍵盤の事を、個人的な戯言を交えながら徒然なるままに書いているブログです。このブログの趣旨をまとめていますので、初めてお越しの方は、宜しければカテゴリ欄の「記事の概要」をご一読ください。
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細幅鍵盤が使えるピアノコンクール - ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS(和訳)
2016年の終わり頃に、細幅鍵盤関連の英語サイト、ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS内が大幅に編成し直されました。
それに伴い、このブログでもこの英語サイトの和訳記事の内容を編成し直しています。
そのため項目があちこち移動していますが、内容自体は以前とあまり変わりませんので、何卒ご了承ください。

このページでは、英語サイトのメニューの"Events and competitions offering choice"からスライドして出てくる『Piano competitions that provide keyboard choice 』という項目の和訳記事を掲載しています。

※ この翻訳文の元となる英語サイトの更新に伴い、翻訳文も2017年4月7日に更新しました。




Events and competitions offering choice
選択肢を提供しているイベントやコンクール

Piano competitions that provide keyboard choice
鍵盤の選択肢を提供しているピアノコンクール


世界初の国際ピアノコンクール(ダラス室内交響楽団国際ピアノコンクール)が、2014年から参加者に標準鍵盤だけでなくスタインビューラーの鍵盤(DS5.5®DS6.0®)の選択権を提供してきました。
毎年3月に開催されるそのコンクールに関するさらなる詳細については以下へアクセスしてください。
http://www.dcspianocompetition.org/

2017年のコンクールの出場者、ミウン・キム(Mi-Eun Kim)氏が、DS6.0®鍵盤でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏しました。彼女はコンクールの前日に初めてこのサイズの鍵盤を試弾しましたが、1時間以内に慣れました
彼女の一次予選の演奏の出だしのリンクは以下の通りです。
https://www.youtube.com/watch?v=VDML3ZbM1UU

2018年3月より、オクラホマ州での2番目のピアノ・コンクールがスタインビューラーのDS6.0®鍵盤の選択権を提供する予定です。

クレショフ国際ピアノ・フェスティバル・コンクールは、UCO美術・デザイン大学と、UCO音楽学校の協力によって、スウィギアト財団から資金提供されます。それは15~22歳のピアニストに応じます。
更なる詳細については以下を訪問して下さい。
http://www.uco.edu/cfad/thekuleshov/index.asp

関連の動画については以下をご覧ください。
Videos, CDs and other resources動画、CDおよびその他のリソース




ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ここ日本でも、数十年前に作曲家の中田喜直さんを中心に細幅鍵盤の必要性が訴えられ、楽器メーカー各社が特注を受け付けていました。
ですが、 “ピアノは持ち運びが出来ない”“細幅の鍵盤で弾けるようになっても他の場所(コンクールや発表会)では弾けない”といった問題から結局普及させることができず、中田喜直さんがお亡くなりになった後、大手メーカーが相次いで細幅鍵盤ピアノの特注の受付を終了したという経緯があります。(※現在は、カワイ・オーストラリアからの要請で、カワイが特注の受付を再開しています。)
こういったことから、日本では「細幅鍵盤を普及させるのは不可能なのではないか」という意識の人が多いのではと思います。

では、本当に細幅鍵盤は普及し得ないものなのかというと、ここ何年かの海外での様子を見ていると、どうもそうとは言えない状況が見えてきます。

日本人と欧米人の国民性の違いと言ってしまえばそれまでですが、この日本と海外との大きな違いは、偏に“普及させるための具体的な取り組みが積極的になされたかどうか”だと思います。
日本で行われた普及活動について色々と読んでみた印象としては、本当に普及させようという気概があまり感じられず、かなり及び腰だったのではと思えてしまいます。
一方欧米で行われている普及活動からは、“絶対に普及させるぞ!”という強い信念が感じられますし、多方面への積極的な働きかけが根気よくなされたり、“持ち運び”や“他の場所での演奏”といった問題に対しても、(グランドのみですが)鍵盤とアクション部分だけを差し替えるという解決策が考案されたり、それに伴って細幅鍵盤の選択権を認めたコンクールが開催されるようになったりと、かなり具体的な取り組みがなされていますね。

日本で一度は廃れてしまった細幅鍵盤も、早さはゆっくりかもしれませんが、こうした海外の方々の粘り強い活動によって、後退することなく、着実に進展していっています。多分、日本と同じ轍が踏まれることはないでしょう。

ただ、こういった海外での動きを見ていると、歴史に"IF"は無いとは言っても、もし中田喜直さんがまだご健在のうちにスタインビューラー氏やレオーネ博士とお会いになっていたら、日本での状況ももう少し違っていたのではないかと考えてしまいます。


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