主に細幅鍵盤の事を、個人的な戯言を交えながら徒然なるままに書いているブログです。このブログの趣旨をまとめていますので、初めてお越しの方は、宜しければカテゴリ欄の「記事の概要」をご一読ください。
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07/15
細幅鍵盤を造るメーカーと細幅鍵盤を支持する技術者 - ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS(和訳)
2016年の終わり頃に、細幅鍵盤関連の英語サイト、ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS内が大幅に編成し直されました。
それに伴い、このブログでもこの英語サイトの和訳記事の内容を編成し直しています。
そのため項目があちこち移動していますが、内容自体は以前とあまり変わりませんので、何卒ご了承ください。

このページでは、『Manufacturers and technicians' network』という項目の和訳記事を掲載しています。

※ この翻訳文の元となる英語サイトの更新に伴い、翻訳文も2017年8月31日に更新しました。




Manufacturers of keyboards with narrower keys
キーの幅が狭い鍵盤の製造業者


『古くからそれが認められなかった理由に、いまだかつて一度も納得したことがないほど、その原理は分かりきっていて疑いようがないと思えるものです。実のところ、ほとんどの人が自分達が演奏したいと思っている全ての曲目を演奏できているわけではありません。小さな手のピアニストたちがラフマニノフを弾きたいと思いながら、どれほど多く私のところへやって来るかというと、思わず笑ってしまいそうになるくらいです。たとえそれが、ただ楽に弾くには広すぎるほんの一部だけの音符の範囲にわたって普通の手の収まりしか必要としない、さして取り立てるほどのこともない技術的要求の音楽であるとしても、数多くの素晴らしい才能を持った仲間の日常の技能の悩みの種であるすべてのストレス、不安感、そして良くない練習につながっていることが非常に多いのです。』
イアン・マンロー(Ian Munro)、ピアニストおよび作曲家、オーストラリア、2013年。

現在のところは、ペンシルベニア州(米国)のスタインビューラー社(Steinbuhler & Company)がアップライトとグランド用の5.5インチ・オクターブ(7/8)の鍵盤(DS5.5®)と5.1インチ(DS5.1™)の唯一のメーカーです(www.steinbuhler.com)。同社は6.0インチ・オクターブ(DS6.0®、およそ15/16)の鍵盤も製造しています。(新しいアクションの有無にかかわらず)グランドピアノに後付けする鍵盤の場合、個々のピアノの慎重な計測が必要とされます。
スタインビューラーの鍵盤が取り付けられている状態で、ウォルター社(Walter piano Company)(米国)(www.walterpiano.com>)製の新しいアップライトピアノを注文することができます。
スタインビューラー社のフェイスブック・ページをご覧下さい。
http://www.facebook.com/home.php#!/pages/Steinbuhler-Company-Smaller-Keyboards-for-Smaller-Hands/123595054200

フィラデルフィアのカニンガム・ピアノ(Cunningham Piano Company)www.cunninghampiano.com)は現在、依頼があれば(スタインビューラー社によって造られた)細いキーが取り付けられた新しい「マッチレス・カニンガム(Matchless Cunningham)」グランドピアノを提供しています。同社は興味を持っているピアニストからの問い合わせを歓迎しています。

ドイツの鍵盤メーカー、ラウクフフ(Laukhuff)www.laukhuff.de)はサイズが選べる鍵盤を製造しており、ヨーロッパのピアニストからの問い合わせを歓迎しています。

英国のメーカー、ピンカム・ピアノ(Pinkham Pianos)は、標準鍵盤と比較して追加料金無しで彼らの様々なアップライトとグランドピアノ用にサイズが選べる鍵盤を製造します。どのサイズの鍵盤のピアノでも、顧客の手に応じて製造できます。
黒鍵の形状や鍵盤カバーは個々の顧客の要望に合わせて変更することもできます。
同社は他のブランドのピアノ用の鍵盤も製造します。
詳細については以下をご覧になって、メーカーにご連絡下さい。
www.pinkhampianos.com/pinkhampianos.nsf/Pianos/CustomMadeSmallerKeys
ピンカム・ピアノの価格帯は同社のウェブサイトから入手できます。
レンタル契約が利用できることもあります。

スタインウェイ・アンド・サンズ(Steinway & Sons)は、要望に応じてグランドピアノ用に僅かに小さい鍵盤(およそ標準のものと15/16鍵盤の間のサイズ)を製造します。

デトロイト・ピアノワークス(Detroit Pianoworks)http://detroitpianoworks.com/)のリチャード・クロムウェル(Richard Cromwell)氏は、鍵盤の選べるサイズへの改造に着手したいと切望しています。

ボストンにあるブラックストン・バレー・ピアノ(Blackstone Valley Piano)http://www.pianoandorgankeys.com)のマイク・モルヴァン(Mike Morvan)氏は、潜在的顧客の人たちからの問い合わせを歓迎しています。

オーストラリアとニュージーランドの改造鍵盤の潜在的顧客の人たちは、シドニーのコンサート・ピアノの技術者、ヴァエ・サルマジアン(Vahe Sarmazian)氏に自由に連絡して構いません。ヴァエ氏は顧客と選択肢について話し合い、彼らのピアノから必要な測定値を取り、海外の鍵盤メーカーと連絡を取り、そして新しい鍵盤を取り付けるでしょう。
vahe@carnegiepianoforte.com.auでヴァエ氏に連絡を取ることができます。


Technicians for alternatively sized keyboards
鍵盤サイズの選択を支持する技術者


現在2つのフェイスブック・ページと、ピアノの技術者間の議論や協力を促すことを目的とした作成中のウェブサイトがあるので、(アコースティック、デジタル共に)キーの幅が狭い鍵盤と関連した工業技術に関する情報を共有し、世界中のピアニストのためのサプライ・オプションを拡大してください。
フェイスブック・ページは以下の通りです。
すべての人にアクセス可能な公開ページ: www.facebook.com/TASKPiano/
ピアノの専門家に限定された非公開のグループ: www.facebook.com/groups/TASKPiano/

ウェブサイトのアドレス: http://taskpiano.org/

詳細については、以下のキャシー・ストローチ(Kathy Strauch)氏にお問い合わせください。
kathy@taskpiano.org

PASKの資料、『An Opportunity for the Piano Industry(ピアノ業界にとっての好機)がここでダウンロードできます。
 
PDF
pask_piano_industry_hand-out__oct_2016.pdf
Download File

PDF
pask_piano_industry_hand-out__oct_2016.pdf (日本語版)
Download File



Publications
公表文献


Brown, Richard(ブラウン、リチャード)(2016年)
Alternate keyboards for the world: The Donison-Steinbuhler standard(世界に選択できる鍵盤を: ドニソン - スタインビューラー規格)
Piano Technicians Journal, December(ピアノ・テクニシャン・ジャーナル、12月)

Fandrich, Del(ファンドリヒ、デル)(2016年)
A modern flat-strung piano(現在のフラット・ストリングス(平らに弦を張った)ピアノ)
Piano Technicians Journal, December(ピアノ・テクニシャン・ジャーナル、12月)

Fandrich, Del(ファンドリヒ、デル)(2017年)
Practical keyboards for normal people(普通の人達のための実用的な鍵盤)
Piano Technicians Journal, December(ピアノ・テクニシャン・ジャーナル、1月)

PDF
steinbuhler_article_dec16_ptj.pdf
Download File


PDF
fandrich_a_modern_flat-strung_grand_dec_16.pdf
Download File

PDF
fandrich_practical_keyboards
_for_normal_people_jan_2017.pdf

Download File




イアン・マンロー氏が言うように、ピアノの鍵盤を人間工学的にスケーリングするという考え方は、分かりきっていて疑いようがなく、今までなされていなかったことが不思議なくらいに当たり前のことではないかと思います。

ここでは紹介されていませんが、日本の大手メーカー、カワイでも細幅鍵盤GM-12Gの特注を受け付けているそうです。
ただ、細幅鍵盤として注文すると通常価格の倍の値段になるとのことでなかなか手が出せませんが、それでも海外向けには何台か出ているようです。

海外では、ゆっくりですが着実に関心が高まっているようで、ついに自分から「細幅鍵盤を造りたい!」と名乗りを上げるメーカーも現れましたね!
ドイツのラウクフフというメーカーですが、検索してみたら日本語の紹介記事が見つかりました。
主に鍵盤楽器の鍵盤の製造をされているメーカーのようですね。

Aug. Laukhuff GmbH & Co.
アウグスト・ラウクフフ キーボード


今後の展開が益々楽しみになってきましたね!


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