主に細幅鍵盤の事を、個人的な戯言を交えながら徒然なるままに書いているブログです。このブログの趣旨をまとめていますので、初めてお越しの方は、宜しければカテゴリ欄の「記事の概要」をご一読ください。
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この英語サイトについて - ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS(和訳)
2016年の終わり頃に、細幅鍵盤関連の英語サイト、ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS内が大幅に編成し直されました。
それに伴い、このブログでもこの英語サイトの和訳記事の内容を編成し直しています。
そのため項目があちこち移動していますが、内容自体は以前とあまり変わりませんので、何卒ご了承ください。

このページでは、『About this website』という項目の和訳記事を掲載しています。

あと、もし宜しければ前回の記事←クリック)もご覧ください。




About this website
このウェブサイトについて


このウェブサイトは、自身のグランドピアノ用のDS5.5(7/8)鍵盤を北米から初めて輸入した人である、オーストラリア・メルボルンのロンダ・ボイル氏によって作成されたものです。
その目的は、『全ての人に合ったフリーサイズ』というピアノの鍵盤に対する姿勢に関連した深刻な問題の自覚を促し、変化を提唱することです。
最終的な目標は、世界中で売られる新しいピアノの鍵盤のサイズの選択肢を大手のピアノやキーボードメーカーが提供することです。

このウェブサイトは、サイズを選択できる鍵盤(即ち、キーの数が少ないのではなく、キーの幅が狭いピアノ鍵盤)のピアノが用意されている大学や教師の場所、当該研究の概要、および重要な連絡先など、全ての関連情報を共同維持するよう努めています。
これは、ピアニスト(ピアノ愛好家)、父母、および教師が世界の自分自身の地域で行う変化への働きかけを支援することを目的としています。

PASK(Pianists for Alternatively Sized keyboards - 鍵盤サイズの選択を支持するピアニスト)運動の詳細については、www.paskpiano.orgへお越し下さい。

もし提供できる新しい情報をお持ちか、あるいは指摘したい誤りがあれば、pianos@cicadabay.comへ何でもご連絡下さい。

055Rhonda Boyle(ロンダ・ボイル)のプロフィールを参照





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12/11
鍵盤サイズの革命がついに起きそうな予感!?
ピアノの鍵盤のサイズを選択する権利を獲得するために尽力する国際的な運動であるPASK(Pianists for Alternatively Sized Keyboards - 鍵盤サイズの選択を支持するピアニスト)(詳しくはこちら←クリック)が発起人となって、世界中の主要な楽器メーカー(デジタルとアコースティック両方)に向けてのオンライン嘆願署名が今月より開始されています!

Need piano keyboards that fit our hands
私達の手に合ったピアノの鍵盤が必要です


嘆願の対象:
ヤマハカワイスタインウェイパールリバー(珠江ピアノ)ハイルン、香港パーソンズ社、カーツウェルコルグを含むピアノメーカー。

この嘆願書の、嘆願に至る経緯(Petition Background)と、その嘆願(Petition)の内容を和訳していますので、まずはこちらをご一読ください。
そして、ご共感いただけましたら、是非ご署名をお願い致します。

署名のやり方については嘆願書の下で手順を説明しています。
もちろん無料ですし、要領も日本のネット署名やアンケートなどと大して変わりません。匿名での署名も可能ですので、どうぞご安心ください。
署名の期限は今のところは無いそうですが、多分1年間くらいになるだろうとのことです。

決して強請するつもりはありません。ご自身の正直なお気持ちに従ってください。

ちなみにNeed piano keyboards that fit our handsのページにある、鍵盤の画像の上の「Signatures」のところをクリックしていただくと、署名の一覧がご覧になれます。




Petition Background (Preamble):
嘆願に至る経緯(前文):

あなたは今まで、人間の手の大きさには非常に大きな違いがあるにもかかわらず、私達がピアノの鍵盤幅の選択肢をたった1つしか持っていないということを考えたことがありますか?
成人のピアニストだけでも、最も小さい手と最も大きい手のスパンの違いは、ほぼピアノの白鍵5つ分の幅の、およそ4.5インチ(11cm以上)と推定されているのです!

現在のピアノの鍵盤が、圧倒的多数の人達にとって大きすぎるという強力な証拠があります。それは、最も大きい手のスパンの人達に最も適しているのです。
ピアノを専攻する大学生を対象とした最近の調査では、彼らの75%がさらに大きな手を切望していることが明らかになっているのですが、その代わりに、もし彼らがより細幅のキーの鍵盤で演奏することができるとしたらどうなるでしょう。

現在の『一般的な』鍵盤よりも細幅のキーのピアノ鍵盤は、限られた方法(スタインビューラー社経由がほとんど)で、現在入手できるようになっており、アメリカの10校の大学で使われています。
テキサス州ダラスにあるSMU - Southern Methodist University南メソジスト大学)メドウズ芸術学校のピアノ研究室の学科長であり、演奏家、教師、レコーディング・アーティスト、演説家、そして、選択的にサイズ決めされた鍵盤に関する著者でもある、キャロル・レオーネ博士は以下のように言います。

『私は、ピアニストが自分の手のスパンにより良く合った鍵盤の上に初めて手を置くところによく立ち合います。何度ピ
アニスト達が抑えきれず無意識に涙を流したことでしょう。「問題なのは自分ではない。楽器なのだ!」と悟った瞬間
に、乗り越えられないとも思える問題に苦しんできた人生が消え去るのです。それに続き、可能性への喜びに彼らは
圧倒されます。』


手に合わない楽器のために、ピアノの演奏を学ぶ人達のどれくらいが、彼らの夢を実現できていないのでしょう。
痛み、障害、そして失望のあまりに、どれくらいの人達が追い出されているのでしょう。
偉大なピアニストになることを熱望しているかもしれない若い人達には、足止めを食らい、自分の手が成長するのを無駄に待っている人がどれくらいいるのでしょう。

もしピアノを演奏するのであれば、あなたはこれまでに以下のことを感じたことがあるのではないでしょうか。

・ 演奏したいピアノ曲を全て演奏することができず、もっと大きな手のスパンがあればよかったのにと、時々思うことがあるのではありませんか?
・ あなたの指がギリギリまで広げられているために、あなたは音符を省かざるを得ないことが多いか、あるいは大きな和音を弾くために素早く飛び越えるのを困難に感じているのではありませんか?
・ 10度、あるいは9度さえも弾くのに四苦八苦し、手をいっぱいに広げて高速でオクターブのパッセージを弾くことによって、痛みや緊張が引き起こされているのではありませんか?
・ 手のスパンの制限のために、あなたの練習時間の大半が技術的な課題の克服や、『急場をしのぐ手段』の考案に費やされているのではありませんか?

現在、私達は自分たちの生活において、靴や洋服、度付き眼鏡、スポーツ用品のように、個々のサイズやニーズに合わせられることを実に当然のことだと思っています。
音楽界では、多くの弦楽器に様々なサイズがあり、そしてピアノでも、私達はスツールの高さを調節することができ、小さな子供には補助ペダルを提供することができます。
あなたは、標準のピアノ鍵盤に人間工学的に適した手のスパンを持っている人が、全ての国籍の男性、女性、および子供を含む人口の何パーセントくらいいると思いますか?

The evidence for change from recent research
最近の研究からの変化を裏付ける証拠

・ (同数の男女が演奏すると仮定すれば)現在の鍵盤に対して小さすぎる手のスパンを持つ成人のピアニストの割合は50%を超えています。
・ 大多数の男性(76%)と比べると、広範な上級の曲目を楽に容易に演奏できるくらい大きな手のスパンを持つ女性はわずか13%です。残りの人達(男性の24%と女性の87%)は、自分の最大限の音楽的な可能性に達することができない可能性があります。これらの割合は、一般的に白色人種よりスパンが小さいアジア人のピアニストではさらに小さくなります。
・ 女性が男性より罹患しやすいため、手のスパンが小さいピアニストは痛みや障害に苦しむ傾向が強いです。
・ 細幅のキーの鍵盤を演奏することが思いがけない素晴らしい体験であることに気付くピアニストが(主に北米で)増えています。彼らは、緊張や痛みの減少音調のコントロールの改善必要なパワーやスピードの上昇さらに大きな技術的な容易さや安定などの多岐にわたる利点を見出します。彼らは違うサイズにとても早く順応することができ、必要に応じて鍵盤の間で簡単に入れ替わることができます。
・ これらの鍵盤を使っている教師は、子供が小さなバイオリンを使うのと同様に、手の大きな男性のために設計された鍵盤で学ぶ必要がないために子供達が大きな恩恵を受けることが分かっています。

これらの調査結果は、1世紀をとうに超える『一般的な』ピアノ鍵盤となった決定に、19世紀後半ヨーロッパ人男性(例えばリストなど)の名演奏家が強い影響力を持っていたということを私達が考慮に入れれば納得がいきます。
それ以前は、鍵盤はより細幅のキーを持ち、様々なサイズが利用可能でした。
彼らの大きな手のスパンによって、男性がコンクールの受賞者や一流のソリストの地位で優位に立つのは当然のことです。

デイビッド・スタインビューラーと、北アメリカからのクリス・ドニソンは、1990年代からキーの幅が細い鍵盤の製作を始めました。
デイビッドは多様なサイズのサンプル鍵盤を使った広範囲にわたるテストを行いました。それらを使い、どのサイズが彼らのニーズを最も満たしているかを決めるため、彼はピアニストを招待しました。
彼の取り組みは、2つの小さいサイズ(さらに大きいものは誰も望まなかった)の鍵盤を追加することで、彼らの手にぴったり合ったものが大多数のピアニストにもたらされることを示しました。
ピアニストの手のスパンに関する最近の統計調査は、2つの追加のサイズ(※)の必要性に関する結論を裏付けています。

Personal stories
身の上話

ボストンのピアニスト、アンナ・アラジーは、小さい鍵盤でのたった1日の練習の後に、2015年のダラス室内交響楽団国際ピアノコンクールで通常の幅のおよそ15/16(DS6.0TM)の鍵盤を演奏しました。
彼女は抱えていた痛みが全て消えたことに気付き、そして3位に入賞しました!
以下の彼女のプロコフィエフピアノ協奏曲第1番の演奏をご覧ください。



コロラド出身のジャズピアニストで作曲家のロジャー・ジェームズは、同じサイズ(DS6.0TM)の鍵盤のアップライトピアノを所有しています。
以下の彼の話をご覧ください。



選べるサイズの鍵盤が使われている様子の他のビデオに関しては、PASK(Pianists for Alternatively Sized Keyboards - 鍵盤サイズの選択を支持するピアニスト)のYouTubeチャンネルの、PASK YouTubeをご覧ください。

では、なぜ私達は単一のサイズのピアノ鍵盤に固執しているのですか?
是非ともこの嘆願書に署名をして、他の人にもそれを回してください。
たとえあなた自身がピアノを弾いていなくても、ピアノを愛し、この革命がすぐにでも来ることを望んでいる世界中の多くの人々を救うことになるでしょう。
私達はこれらの鍵盤が売れる可能性のある巨大な市場があることをメーカーに伝える必要があります!

Further information
詳しい情報

Pianists for Alternatively Sized Keyboards邦訳文
Alternatively Sized Piano Keyboards邦訳文
Steinbuhler & Co邦訳文
Carol Leone

メディア、ピアニストや教師、そしてピアノ業界向けに構成されたPASKの概要資料をダウンロードするために、PASK documents(PASK資料)をご訪問ください。
Collection of Quotes(引用文集)』の資料には、はるかに多くの身の上話が掲載されています。
ここには、雑誌Clavier Companion(クラヴィエ・コンパニオン)に掲載されている、キャロル・レオーネ博士によって書かれたSize is Key(サイズが解決の鍵)という最近取り上げている論文のコピーもあります。

是非、PASKのフェイスブック・ページで私達に「いいね!」をください。

私達は、技術者、鍵盤メーカー、および工業技術に興味をお持ちの方々のための、TASKのフェイスブック・ページも持っています。

ツイッターでは、ハッシュタグ、#smallpianokeysをご使用ください。

スタインビューラー社は、選択用サイズの名称としてDS(Donison-Steinbuhler)を使用しています。
すなわち、オクターブのサイズのインチ表示を反映したDS5.5TM(7/8鍵盤)とDS6.0TM(ユニバーサル鍵盤)です。
現在の『標準』の鍵盤(DS6.5TM)は、オクターブが6.5インチになっています。



Petition:
嘆願

極めて多くの人達が現在のピアノの鍵盤は大きすぎると感じています。とは言え、手を大きくすることはできません。
ですが、ピアノのキーを狭くすることはできます。
私達はまさにそれを行うよう、ピアノ業界に訴えています!

PASK(Pianists for Alternatively Sized Keyboards - 鍵盤サイズの選択を支持するピアニスト)は、購入者が選べるよう、3つの規格サイズの鍵盤を造ることを世界中のピアノメーカー(デジタル、アコースティックを問わず)に明確に要求しています。
すなわち、現行の1オクターブ6.5インチ(16.5cm)の『大きな』鍵盤に加えて、2つの小さい鍵盤、つまり1オクターブ6.0インチ(15.2 cm)のものと、1オクターブ5.5インチ(14.1cm)のもの(※)です。

これら2つの新しいサイズは、小規模な鍵盤メーカーを通じてのみ入手可能という、きわめて限られたルートしかないのが現状です。
2つのサイズを加えたピアノが大量生産され、広範な使用機会が保障されてはじめて、これまで顧慮されてこなかったピアノ愛好家の大半を含む市場のニーズを満たすことができるのです。
人間の手のサイズに相応しい鍵盤のピアノを私達に提供してください!
最近の研究や事例調査によると、もし鍵盤を選択できるようになれば、子供達は言うまでもなく、成人のおよそ75%が小さめなサイズの鍵盤から恩恵を受けることが分かっています。

これらの鍵盤サイズを選べることが選択肢として主流になれば、ピアノを弾く人達から『小さな手』の問題が解消され、さらに何百万もの人達にピアノの世界が開かれるでしょう!

PASKの概要資料『An opportunity for the piano industry日本語版)』(www.cicadabay.com/pianosからダウンロード可能)は、ピアノ業界にさらに多くの情報やアイデアを提供します。以下が主な内容です。

・ Keys to success for the 'piano keyboard revolution' - 『ピアノ鍵盤革命』の成功への鍵
・ Increased sales potential - 売上高増加の可能性
・ Barriers to change - 変化に対する障壁
・ How three sizes can work in different situations - 3つのサイズは実際面でどのように活用できるのか
・ Marketing messages - マーケティング・メッセージ

スタインビューラー社は、選択用サイズの名称としてDS(Donison-Steinbuhler)を使用しています。
すなわち、オクターブのサイズのインチ表示を反映したDS5.5TM(7/8鍵盤)とDS6.0TM(ユニバーサル鍵盤)です。
現在の『標準』の鍵盤(DS6.5TM)は、オクターブが6.5インチになっています。




~署名の手順~
※記入は全て半角英数字でお願いします。

こちらのページ(クリック→Need piano keyboards that fit our hands)を表示していただくと、「Sign the petition」と書かれた水色のボタンがありますので、そこをクリックしてください。

表示されたページを見ていただくと、記入欄の右側に「*」と「(optional)」という表記があることがお分かりになるかと思います。
これは、「*」が記入必須項目で、「(optional)」が任意項目という意味ですので、「(optional)」のところは記入したくなければ空欄のままでも構いません。
では、記入していきます。

Title:
名前に付ける敬称や称号のことです。
一般的なものは以下の4つです。
(だいたいこれだけでOKです

Mr.  全ての男性。既婚か否かを問わず。
Ms.  全ての女性。既婚か否かを問わず。
Mrs.  既婚女性。
Miss  未婚女性。

称号をお持ちの方はこちら↓を使われても良いようです。

Prof.  教授。
Dr.  医者、学者全般。(以下の人は全てDr.に入ります)
 ・M.D.  医者。
 ・B.M.  医学博士(医者の卵)。
 ・Ph.D.  研究系の博士号。
(厳密には他にも色々あるみたいですが)

First Name: 名。
Last Name: 姓(名字)。

Signature Display
ご自身のお名前を公開するか匿名にするかを選ぶ項目です。
□にあるチェックを外す匿名(Anonymous)になります。(□をクリックすれば外れます)

Email Address:
メールアドレスを記入しますが、これは同じ人が重複して署名するのを防ぐためと、署名し終わると確認メールが届けられるためのものですので、公開されることはありません。

City or Town:(※任意)
お住まいの市町村。

State, County or Province:(※任意)
お住まいの都道府県。
<余談>
アメリカで言うところの州か郡。
中国で言うところの省。


Post Code or Zip Code:(※任意)
郵便番号。
<余談>
Post Codeがイギリス英語でZip Codeがアメリカ英語。


Country or Region:
お住まいの国、または国籍。矢印で選びます。

Short Comment to Target:(※任意)
対象メーカーに対してコメントする項目です。(半角英数字1200字以内)
もしメーカーに物申したい事がおありでしたら(英語で)ご記入ください。
もちろん任意ですので、特になければ空欄で構いません。
※記入欄の下にある“□Hide my comment.”の□をクリックしてチェックを入れるとコメントを非公開にできます。

Verify:
機械による自動送信を防ぐための項目です。
大きな□をクリックすると画像が何枚か表示されます。「○○を全て選んでください」と指示されるので、指定された画像を全てクリックして選んでください。

下の「SIGN」と書かれた青いボタンをクリックすれば署名が完了します。
しばらくすると確認メールが届きます。

英語の文章を作成されたい方は、こちらのサイトが便利です。

◆ アルク
検索窓に調べたい言葉や文章の一部(例えば、「してほしい」とか「と考えます」といったもの)を入力して検索すると、その言葉の構文や例文が出てきます。
◆ Infoseekマルチ翻訳
表示された文章にマウスポインタを当てると、もう一方の文章のその部分が色で示されます。
◆ Weblio翻訳
入力した文章に似た例文や構文が(もしあれば)表示されます。

※ 翻訳サイトで翻訳された文章は必ずしも正確ではありませんので、英文自体はアルクで調べながら作成して、それが意味の通る文章になっているかどうかを確認するのに翻訳サイトを使われたほうがよろしいかと思います。

お付き合いいただきありがとうございました。


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12/04
細幅鍵盤普及に向けての取り組み - ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS(和訳)
2016年の終わり頃に、細幅鍵盤関連の英語サイト、ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS内が大幅に編成し直されました。
それに伴い、このブログでもこの英語サイトの和訳記事の内容を編成し直しています。
そのため項目があちこち移動していますが、内容自体は以前とあまり変わりませんので、何卒ご了承ください。

このページでは、『PASK Campaign』という項目の和訳記事を掲載しています。

※ この翻訳文の元となる英語サイトの更新に伴い、翻訳文も2017年4月6日に更新しました。




『・・・ピアノ界にこの着想を根付かせる上で最も厄介な障害となっているのが文化です。現在の鍵盤のサイズが『一般的なもの』となっているのだから、『普通のもの』以外はどんなものであっても差別されるかもしれません。』
芳村英里博士(Dr. Eri Yoshimura) & クリス・チェスキー博士(Dr. Kris Chesky)、米国・テキサス州デントン、北テキサス大学テキサス音楽・医療センター、2009年、p 10。

クラヴィエ・コンパニオン誌、2015年9月/10月の編集者、ピート・ユートラズ(Pete Jutras)氏より:
『小さいサイズの鍵盤が私たちの仕事や、音楽の世界に贈る好機に私は心を躍らせています。ピアニストが気持ちよく演奏しながら障害を回避するような機会をこれらの鍵盤が生み出すことに私はワクワクしています。練習の用途や、ピアニストがさらに音色や芸術性に真っ直ぐに集中するのにこれらの鍵盤が役立つという事実に私は興奮しています。』


PASK Campaign
PASK運動

054

世界的な活動ネットワークであるPianists for Alternatively Sized Keyboards (PASK)(鍵盤サイズの選択を支持するピアニスト)は、2013年8月に設立されました。

あなたが直接参加したい、あるいは時折更新するメールを受け取りたい場合は、pianos@cicadabay.comにメールを送ってください。

ウェブサイト、www.paskpiano.orgにアクセスしてください。

あなたがフェイスブック上にいらっしゃる場合は、これがPASKのサイトです。
https://www.facebook.com/pask.piano


PETITION TO MANUFACTURERS
メーカーへの嘆願

PASKは2015年12月に、ピアノメーカーへの嘆願、NEED PIANO KEYBOARDS THAT FIT OUR HANDS(私達の手に合ったピアノの鍵盤が必要です)を開始しています。
どうぞこの嘆願書に署名し、メールやソーシャルメディアを通じてできるだけ多くのあなたの友人や交流のある方々に送ってください。ピアニストやそのご両親はもちろん、ピアノ教師やピアノ調律師のグループや団体も加えてください。
あなた自身がピアニストではない場合でも、ピアノを愛し、この大改革がすぐにでも来て欲しいと思っている世界中の多くの人達を救うことになります。
私たちは、これらの鍵盤が売れると思われる巨大な市場があることをメーカーに伝える必要があるのです!

Sign our Petition

058

YOUTUBE CHANNEL
YouTubeチャンネル

PASKには現在、独自のYouTubeがあります。
チャンネル: www.youtube.com/channel/UCdiQ0iwCWFsGjZ1QI41KSBg

ここでは、数多くのピアニストがキーの幅が狭い鍵盤(DS5.5®DS6.0®のサイズ両方とも)を演奏しているのが分かります。
このチャネルへの投稿を歓迎します。キーの幅の狭い鍵盤を使っているあらゆる年齢層のプロ、若しくはアマチュア・ピアニストによる抜粋(標準とより小さい鍵盤を使って同じ抜粋を演奏しているピアニストの比較は違いがはっきりと分かる箇所で特に有効)、あるいは完結した演奏を、彼らは引用することができます。
もし投稿するための動画をお持ちでしたら、pianos@cicadabay.comを通してご連絡ください。


TWITTER
ツイッター

Rhonda Boyle@smallpianokeys: ハッシュタグ、#smallpianokeysをお使いください。

PASK SUMMARY HAND-OUTS
PASKの概要の配布資料

以下のPASKの概要資料がここでダウンロードできます。
www.cicadabay.com/pianos

  • Summary for Pianists and Teachers(ピアニストと教師に向けた概要)
  • An Opportunity for the Piano Industry(ピアノ業界にとっての好機)(日本語でも入手可能)
  • Media Summary(メディア概要)
  • Quotes(引用文)
  • QR codes for PASK website and petition(PASKのウェブサイトと嘆願書のQRコード)


PASK WEBSITE QR CODE
PASKのウェブサイトのQRコード

059

ENCOURAGING CHANGE
変化を促すこと

ピアニストが変化を促し得る方法をいくつか以下に列挙します。
PASKに繫がりを持つことは、私たちの取り組みを連係させ、関連情報を共有する助けになります。
必要な情報の多くはこのウェブサイト上にあるのですが、プレゼンテーションの作成などにいくつかのサポートが利用できることがあります。

  1. サイズが選べる鍵盤の利点や、スタインビューラー、ラウクフフ(およびその他)の利用可能性に対する認識を、ピアノ教師、父母、医療関係者、学者に広めてください。
  2. より小さい鍵盤の入手を支援するため、あなたの地域の大学や学校の音楽学部に働きかけてください。大学でのこれらの鍵盤の所有から得られる利点は次の通りです。

    • 才能ある手の小さい生徒にキャリアパス(キャリアを積むための道)をもたらす。
    • 才能ある学生を大学に引き寄せる
    • さらなる研究に利用可能
    • 会議に利用可能
    • 公演やコンクールでの使用

  3. 後援の資金源を見つけたり、大学や学校による入手を支援するための資金集めのコンサートを開催してください。
  4. 非常に大きな潜在的市場を認識させるため、ピアノの製造会社の代表者と話し、投資するよう彼らに働きかけてください。
  5. サイズが選べる鍵盤のピアノの検定試験における原則的な採用の要請、これらの鍵盤を弾いた経験を全く持たない人達からの批評(例えばそれらは、『あなたのテクニックを台無しにしかねない』、あるいは、『標準鍵盤を長年使った後だけに順応するのはあまりにも困難だろう』、あるいは、『手のサイズが問題ではなく全てテクニック次第だ』があり得る)への反論など、ある程度の障壁を取り去るのを手伝ってください。
  6. いくつかの公共施設や何人かの教師がこれらの鍵盤を使っている地域では、ピアノコンクールでのそれらの使用、または鍵盤の選択肢を提供する新しいコンクールの設立を強く働きかけてください。そのようなコンクールが公に確実によく知られるようにしてください。
  7. あなたが個人スタジオの教師である場合は、可能であれば1台の細幅鍵盤のピアノを入手し、父母や生徒が従うよう少しずつ促すことを検討してください。
  8. このウェブサイトやFacebookサイトに掲載するための新しいまたは更新された情報、例えば、近日中に行われる予定のサイズが選べる鍵盤をメインとした会議や、新しい研究出版物の詳細を提供してください。


『文化に関するもう1つの大きな懸念は、幸運にも遺伝的に大きな身体的特徴で生まれたピアニストが、人間工学的に変更された鍵盤の使用を『ずるいこと』と決め付けかねないということです。このような観点が見られ、無責任で思いやりがないと考えるべきです。恐らくそのような観点の頂点を表しているのかもしれませんが、より大きな和音を演奏する必要のある曲目に苦しんでいたり、痛みのためにもはや演奏することができなかったりするために、彼らには『才能がない』と見なされている小さい手のピアニストもいるのです。・・・』
芳村英里博士 & クリス・チェスキー博士、米国・テキサス州デントン、北テキサス大学テキサス音楽・医療センター、2009年、p 11。


References
参考文献

Jutras, P.(ユートラズ・P)(2015年)
Editorial, Clavier Companion, Frances Clark Center for Keyboard Pedagogy, USA, September/October.(社説、クラヴィエ・コンパニオン、鍵盤教育学フランシス・クラーク・センター、アメリカ、9月/10月。)
http://www.cicadabay.com/pianos

Leone, C.(レオーネ・C)(2015年)
Ergonomic Keyboards: Size does Matter.(人間工学に基づく鍵盤: サイズが重要(問題)である。)
Piano Professional, EPTA (UK), Summer.(ピアノ・プロフェッショナル、European piano teachers association - ヨーロッパ・ピアノ教師協会、夏季。)
http://www.carolleone.com/ergonomic-keyboards/

Leone, C.(レオーネ・C)(2015年)
Size is Key.(サイズが解決の鍵である。)
Clavier Companion, Frances Clark Center for Keyboard Pedagogy, USA, September/October.(クラヴィエ・コンパニオン、鍵盤教育学フランシス・クラーク・センター、アメリカ、9月/10月。)
http://www.cicadabay.com/pianos

Booker, E.(ブッカー・E)(2010年)
Pianos: one size fits all…big adults.(ピアノ: すべての…大柄な大人に合っているサイズ。)
Tempo、Suzuki Talent Education Association of Australia (NSW) Inc., Autumn, 8-9.(テンポ、社団法人オーストラリア・スズキ才能教育協会(NSW)、秋、8-9。)
http://www.cicadabay.com/pianos

Booker, E., & Boyle, R.(ブッカー・E、& ボイル・R)(2011年)
Piano keyboards – one size does not fit all! Pianistic health for the next generation.(ピアノの鍵盤 - 1つのサイズが全ての人に合うわけではない!次世代のピアノ演奏の健康。)
Proceedings of the 10th Australasian Piano Pedagogy Conference: Leading Notes to Effective Teaching: Resolving the past - Exploring the future.(第10回オーストラレーシア・ピアノ教育学会議の議事録: 効果的な教育への導音: 過去を解決し、未来を探究する。)
Charles Sturt University(チャールズ・スタート大学), Wagga Wagga, 4-8 July 2011.(ウォガウォガ、2011年7月4日~8日。)
http://www.appca.com.au/2011proceedings.php

Boyle, R., Boyle, R. & Booker, E.(ボイル・R、ボイル・R、& ブッカー・E)(2015年)
Pianist Hand Spans: Gender and Ethnic Differences and Implications for Piano Playing.(ピアニストの手のスパン: ピアノの演奏に対する性別や人種の差と影響。)
Proceedings of the 12th Australasian Piano Pedagogy Conference, Beyond the Black and White, Melbourne, July 2015.(第12回オーストラレーシア・ピアノ教育学会議の議事録、白黒(二者択一)の域を越えて、メルボルン、2015年7月。)
http://www.appca.com.au/2015proceedings.php

Deahl, L. & Wristen, B.(ディール・L、& リステン・B)(2003年)
Strategies for small-handed pianists.(小さい手のピアニストのための戦略。)
American Music Teacher(アメリカン・ミュージック・ティーチャー), 52 (6), 21-25.
http://www.thefreelibrary.com/Strategies+for+small-handed+pianists.-a0102521600

Yoshimura, E. & Chesky, K.(芳村・E、& チェスキー・K)(2009年)
The application of an ergonomically modified keyboard to reduce piano-related pain.(ピアノ関連の痛みを和らげる人間工学的に変更された鍵盤の使用。)
MTNA e-Journal, November.(MTNA電子ジャーナル、11月。)
http://mtnaejournal.org/publication/?i=26940




色んな取り組みが紹介されていますが、正直、どれも今の日本ではまだまだ難しい内容のようにお感じになられたかと思います。
ですが、少しずつではあっても世界では着実にこのような取り組みがなされていて、それが実ったものがDCS(Dallas Chamber Symphony - ダラス室内交響楽団)国際ピアノコンクールであり、これに追従する形で来年より開催される予定の、クレショフ国際ピアノフェスティバル・コンクールではないかと思います。
このような動きは(言うまでもありませんが)止まることなく現在進行中で、今現在もまた色々な取り組みがなされようとしています。
なかなか手が回らずブログの更新も滞りがちですが、これからも海外での動きについてボチボチ報告していこうと思っています。
乞うご期待


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