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PASK記事翻訳 - Part12 * 細幅鍵盤を入手する方法・試弾できる場所

今回から、PASK - Pianists for Access to Smaller Keyboards(小さな鍵盤を利用できることに賛成のピアニスト)のサイト(http://www.paskpiano.org/)の"ACCESSING REDUCED SIZE PIANO KEYBOARDS"に入っていきます。

'Manufacturers of keyboards with narrower keys'から'Private teachers and pianists willing to allow others to try their ESPKs'までの翻訳文を掲載させて頂きます。




Try one of these keyboards!
これらの鍵盤のうちの1つを試してみてください!

ACCESSING REDUCED SIZE PIANO KEYBOARDS
縮小されたサイズのピアノ鍵盤へ近づく方法

"Manufacturers of keyboards with narrower keys"
『より狭いキーを備えた鍵盤のメーカー』

現在のところ、ペンシルベニア州(米国)のスタインビューラー・アンド・カンパニーが、アップライトとグランドピアノのための7/8鍵盤(DS規格™)の唯一のメーカー(www.steinbuhler.com)です。同社はまた15/16鍵盤も製造します。
グランドピアノを改造するための鍵盤(アクションを含む)の場合は個別のピアノの入念な測定が必要です。デイビッド・スタインビューラーは、必要に応じて諸外国の技術者に提供するための測定キットを開発しています。その後これらの技術者は、製造と目的地への出荷の後に、鍵盤およびアクションを取り付けるでしょう。
ウォルター社(米国)(www.walterpiano.com)によって製造される新しいアップライトピアノは、7/8か15/16鍵盤が取り付けられている状態で注文できます。

英国のメーカー、ピンカム・ピアノは、要求に応じて彼らのさまざまなアップライトおよびグランドピアノのための人間工学的にスケーリングされたピアノ鍵盤(ESPK)を製造します。
さらなる詳細については、www.pinkhampianos.com/pinkhampianos.nsf/Pianos/CustomMadeSmallerKeysを参照し、選択できるサイズおよび費用についてのより詳細な情報を得るためにメーカーに連絡してください。

2012年末に、カワイ・オーストラリアは、より小さな鍵盤が取り付けられた、彼らの現在のさまざまなグランドピアノからのモデルを委託されて生産すると発表しました。このモデルには標準の数の鍵盤(88個)がありますが、オクターブのサイズが従来の鍵盤よりさらに1cm小さくなるでしょう。つまり、鍵盤が『標準的な』幅のおよそ15/16(オクターブにつき1.1cm小さい)であるということです。この鍵盤で入手可能になるモデルはGM12グランド(150cm)です。
これは大手メーカーによる重要な第一歩であり、1つだけ(およそ 15/16)の鍵盤を備えた新しいグランドピアノを購入する選択肢を提供しています。それはさまざまな人(男性、女性、および子供)がすべて同じピアノを弾く家のための素晴らしい選択肢でもあります。
消費者の価格(25,500オーストラリアドル(※))は非常に競争力があり、彼女のスタジオに最初のGM12グランドを買った、シドニーのピアニストでスズキ・ピアノ教師訓練士のエリカ・ブッカーを通して注文することが出来ます。
これはカワイ・オーストラリアの主導ですが、諸外国への出荷を手配できます。エリカは人々がそれを試すための約束ができることを喜んでいます。あなたはericaboo@bigpond.net.auでエリカに連絡することができます。
 日本円で約2,398,519円(5/22/2014 4:31am時点 1豪ドル 94.0596 円)

スタインウェイ社は、要求に応じてグランドピアノのためのわずかにより小さい鍵盤(オクターブにつき0.7cm小さい、すなわち、従来のものと15/16鍵盤の間のサイズ)を製造するでしょう。


"Universities"
『大学』

以下の米国の大学には、学生のため、および研究目的のために利用できるESPK(縮小されたサイズの鍵盤)があります。

南メソジスト大学(テキサス州ダラス): アップライトとグランドピアノの7/8鍵盤、およびアップライトとグランドピアノの15/16鍵盤。
http://www.smu.edu/Meadows/AreasOfStudy/Music.aspx

北テキサス大学(テキサス州ダラス): アップライトとグランドピアノの15/16鍵盤。
http://music.unt.edu/

テキサス工科大学(テキサス州ラボック): グランドピアノの7/8鍵盤。
http://www.depts.ttu.edu/music/

セーラム女子大学(ノースカロライナ州ウィンストン・セーラム): アップライトとグランドピアノの15/16鍵盤。
http://www.salem.edu/music

ネブラスカ大学リンカーン校(ネブラスカ州リンカーン): グランドピアノの7/8鍵盤。
http://arts.unl.edu/music

セントオラフ大学(ミネソタ州ノースフィールド): グランドピアノの7/8鍵盤。
http://stolaf.edu/depts/music/

ウィスコンシン大学(ウィスコンシン州マディソン): アップライトピアノの7/8鍵盤。
http://www.music.wisc.edu/

セントラル・オクラホマ大学(オクラホマ州エドモンド・シティ): アップライトピアノの15/16鍵盤。
http://www.uco.edu/Cfad/academics/music/index.asp

ケース・ウェスタン・リザーブ大学(オハイオ州クリーブランド): アップライトピアノの7/8鍵盤。
http://music.case.edu/

現在のところそれらが設置されていないように見えますが、以下のカナダの大学およびアート・センターには7/8鍵盤があります。

● ビクトリア大学(ブリティッシュ・コロンビア州ビクトリア)

● ヴィクトリア音楽院(ブリティッシュ・コロンビア州)

● バンフ・アート・センター(アルバータ州)


"Primary and secondary schools"
『初等および中等学校』

南メソジスト大学のピアノ予備学科(テキサス州ダラス): アップライトとグランドピアノの7/8鍵盤。
http://smu.edu/pianoprep/Home.html

グレイ音楽学校(テキサス州ダラス): アップライトピアノの7/8鍵盤。
http://grayschoolofmusic.com/groups/piano/


"Private teachers and pianists willing to allow others to try their ESPKs"
『彼らのESPKを他人が試すのを認めても構わないと思っている個人レッスンの教師およびピアニスト』

〔アメリカ合衆国〕

キャサリン・ライシンジャー(テキサス州ダラス): グランドピアノの7/8鍵盤。
lysinger@mail.smu.edu

ケイティ・フーディ(テキサス州): グランドピアノの7/8鍵盤。
kchoody@yahoo.com

ケイティ・サージェント(ユタ州ソルトレイクシティ): グランドピアノの7/8鍵盤。
katsargent@gmail.com

グロリア・サム・ヘインズ(オクラホマ州オクラホマシティ): グランドピアノの7/8鍵盤。
gloria.tham@gmail.com

〔カナダ〕

ジェン・マケイブ(オンタリオ州バーリントン): アップライトピアノの7/8鍵盤。
jvarvarito@hotmail.com

リンダ・グールド(ブリティッシュコロンビア州): グランドピアノの7/8鍵盤。
playpianotoday@gmail.com

ピアノ教師ではありませんが、オンタリオ州ミシサガのジェニー・ワングは彼女のグランドピアノの7/8鍵盤を持っていて、人々がそれを試すための約束ができることを喜んでいます。
jennywang@sympatico.ca

〔オーストラリア〕

エリカ・ブッカー(ニューサウスウェールズ州シドニー): アップライトピアノの7/8鍵盤、15/16鍵盤を備えたカワイGM12グランド、およびスタインウェイ・グランドピアノのより大きな縮小されたサイズの鍵盤(およそ19/20)。
ericaboo@bigpond.net.au

ピアノ教師ではありませんが、ビクトリア州メルボルンのロンダ・ボイルは彼女のグランドピアノの7/8鍵盤を持っていて、人々がそれを試すための約束ができることを喜んでいます。
pianos@cicadabay.com

〔ヨーロッパ〕

ピアノ教師ではありませんが、スイスに住んでいるパトリック・シェーネッグはアップライトピアノの7/8鍵盤を持っていて、人々がそれを試すための約束ができることを喜んでいます。
patrick.schnegg@gmail.com





細幅鍵盤を特注できるピアノ・メーカーが上記以外にもう1社あります

ウイスタリアピアノ(神奈川県大和市)
http://www.wistaria.com/
幅が1オクターブで10mm(1cm)狭い鍵盤を注文製作されています。
購入された方は、「今までは、弾きたくてもコードがつかめないで弾けなかった難曲が、楽々弾けるようになって大変うれしいです。」 と大変喜んでいらっしゃるそうです。

それと、上記ではカワイに細幅鍵盤を注文するときはエリカ・ブッカーさんを通すようになっていますが、それは日本以外の国から注文する場合ですので、日本国内で注文されるときは直接カワイに問い合わせれば案内してもらえますし、細幅鍵盤にできるモデルもGM12に限定していないそうなので、お好きなモデルで相談に応じてくださるようです。

上記でお名前とメールアドレスを公表されている方々は、あくまでも「弾いてみたい方はどなたでも来てOKですよという方々ですので、実際は世界にはもっとたくさんの所有者の方がいらっしゃいます。
もし、海外旅行などで上記の“試弾OK”の方のお宅の近くに行かれることがあったら、事前連絡の上、1度弾かせてもらいに伺うのもいいかもしれませんね。
(海外には、わざわざ他国まで弾きに行かれた方もいらっしゃるそうです。)

こうして見ると、7/8鍵盤を購入されている方が多いようですね。
私ももし買うなら7/8鍵盤、欲を言えば3/4鍵盤が欲しいと思っているので、日本のメーカーさんにも是非更に細い鍵盤を造って頂きたいものです。


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細幅鍵盤の今後の見通し - PIANISTS FOR ALTERNATIVELY SIZED KEYBOARDS(和訳)

海外の方が作成した細幅鍵盤関連のサイト、PASK - PIANISTS FOR ALTERNATIVELY SIZED KEYBOARDS(サイズの選べる鍵盤を支持するピアニスト)の内容を和訳して紹介しています。
このページでは、サイトのメニューの4つ目、『Vision for the Future』という項目の和訳を掲載しています。

※ この翻訳文の元となる英語サイトの更新に伴い、翻訳文も2019年2月26日に更新しました。




PIANISTS FOR ALTERNATIVELY SIZED KEYBOARDS
サイズの選べる鍵盤を支持するピアニスト
PASK_000

Vision for the Future
将来への展望

The revolution is near!
大改革が近づいています!


VISION FOR THE FUTURE
将来への展望

少数でも無視できない男性、大半の女性、そして学習のある段階では事実上全ての子供たちが、現在の大きさの鍵盤に対して手が小さすぎているという証拠が明らかになっています。

更に10年間も、そして更にもう1世紀などとんでもなく、このような状況が続くことなどできないということを常識が私たちに教えてくれています。
ゆくゆくは解決策が見えてきて、サイズの選べる鍵盤が広く認められるようになり、世の中にはもっと幸せで、痛みのないピアニストや一流の演奏家が増えるでしょう。
手が小さすぎたばかりに、今までどれだけのアルトゥル・シュナーベル(Artur Schnabel)マルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich)の力量を持ったピアニストが現れることがなかったのでしょうか。

この解決策では、アコースティックピアノとデジタルピアノの両方で、キーの幅が狭い鍵盤の入手可能性を高める必要があります。

製造の観点から見て、特殊な鍵盤メーカーはもちろん、アコースティックピアノ(アップライトとグランド)の大手メーカーも、ピアノ用に少なくとも2つ以上の鍵盤のサイズを製造できない理由はほとんど無いようです。同様に、デジタルメーカーが同じことができない理由もほとんど無いようです。
ほとんどが文化的なものである様々な障壁が壊されれば需要が現れるでしょう。

シュタインビューラー社(Steinbuhler Company)(www.steinbuhler.com)は、既存のグランドピアノ、およびアップライトピアノ用に特注される、キーの幅の狭いピアノの鍵盤を専門に扱うペンシルベニア州の小企業です。
グランドピアノ用の後付式のアクション・鍵盤が、数分以内に標準鍵盤と置き換えられます。彼らは2社の米国の会社、ウォルター(Walter)とカニンガム(Cunningham)によって製造される新品のピアノ用のアクション・鍵盤も製造しています。

ピアノの演奏の公共の見地から見れば、様々な大きさのピアノ鍵盤が存在する世界の複雑化は打開できます。
家族、民間の教師、コンサート会場、そしてピアノコンクールが、実用的で費用対効果の良い方法で取り組める場合には、解決策が分かってくるでしょう。

これら複雑化させる要因を打開するための提案を以下に示します。


How many sizes are needed?
いくつのサイズが必要か

  • 現在までの証拠に基づくと、少なくとも3つのサイズ、具体的には、現在の『大きい』サイズ(オクターブで6.5インチ(約165 mm))、加えて現在の幅の15/16(オクターブで6.0インチ(約152 mm))7/8(オクターブで5.5インチ(約140 mm))が必要と思われます。これらのサイズは、シュタインビューラー氏によってDS6.5™、DS6.0®、DS5.5®と命名されています。(DSはDonison(ドニソン)-Steinbuhler(シュタインビューラー)の略です。)

  • DS5.5®は、手のスパンの差によって男性が女性よりも持っている優位性の大部分をなくす上で特に重要です。
    (参照: Need for Narrower Keys/Hand span data細幅鍵盤の必要性/手のスパンのデータ))

  • DS6.0®は、現在の『大きい』サイズよりも多くの個人宅に適している可能性のある『ユニバーサル(共通の・一般的な)』サイズです。
    それはまた、現在のサイズからの適応時間を事実上必要としないので、たとえ短時間でも、それを試す多くの人たちにすぐに好評を得ます。

  • 例えばオクターブで5.1インチ(約129.5 mm)(DS5.1™)のもののように、主に子供向けのさらに小さいサイズの鍵盤の市場もあるかもしれません。これらは、デジタル・キーボードまたは低価格のアップライトピアノの形で提供することができるでしょう。
    すでに、少数の非常に手の小さい大人が、シュタインビューラー社から自分自身用にオクターブが5.1インチ(約129.5 mm)の鍵盤を選んでいます。

  • 様々なサイズの製品を製造するアコースティックやデジタルピアノのメーカーは、需要の増加によって恩恵を受けるでしょう。
    明らかに、大量生産されたピアノと鍵盤において入手できる鍵盤のサイズの数は制限される必要があるでしょう。しかしながら、すでに限定的であるため、特注の『他の』サイズという選択肢も利用できるはずです。

  • メーカーにとっては、様々なサイズの鍵盤に規格化された鍵盤幅を採用し、それらを購入または演奏することの利点のために一貫した方法で分類することが重要になります。

  • グランドピアノの場合、メーカーは、家庭、音楽学校、教師、コンクール、コンサートホールでの使用に最大限の柔軟性を提供するために、複数の交換可能なアクション・鍵盤を購入するという選択肢を消費者に提供する必要があります。
    ですが、消費者がグランドピアノ用の鍵盤を1つだけ選ぶという選択肢もあるべきです。(現在のところ、DS5.5®鍵盤のグランドピアノを希望するピアニストは、まず標準鍵盤のグランドピアノを購入し、次にシュタインビューラー社から2つ目の後付けアクション・鍵盤を購入する必要があります。)


The private home
個人宅

ここにいくつかの想定があります。

  • 幼い子供がピアノの演奏を習っていても大人は弾かない家庭では、その家族が初めに(5.1か5.5といった)小さい鍵盤の低価格のデジタルピアノやアップライトピアノを買うのが理にかなっています。
    子供が比較的上級レベルに達し、続けたいという強い意欲を示したときに、家族が良質のアップライトかグランドピアノを買えば十分でしょう。
    その段階では、その若者にどのサイズが合っているのかが明確になっているでしょう。

  • 複数の人(おそらく大人と子供)が弾く家庭では、1つのサイズのアップライトと別のサイズのグランドの所有や、サイズの違うデジタル・キーボードと併せてアコースティックピアノの所有、あるいはすべての人にとっての最善の妥協策として1台のDS6.0®のアコースティックピアノを所有するなど、様々な解決策が考えられます。

  • 高等ピアノ教育に入っている10代の若者は、自分たちの最適の鍵盤のサイズが使えるだろう大学で、練習の大半をすることを選ぶかもしれません。

  • 1人あるいは複数の人たちがたまに弾くか、比較的易しい作品を弾く世帯では、鍵盤のサイズはそれほど重要ではありません。
    現在のほとんどの女性が標準の(大きな)鍵盤で『間に合わせている』ように、平均的な手の大きさの男性のほとんどは5.5や6.0の鍵盤を弾くのにほとんど問題がありません。
    父親がめったに弾かないのであれば、なぜ彼に最も適した楽器を残りの家族が使わなければならないのでしょうか。


The private teaching studio
個別指導のスタジオ

様々な年齢の子供や10代の若者を対象とした個別指導のスタジオでは、教師が少なくとも1台の縮小鍵盤を所有することが理にかなっています。
多くの教師はすでに自分のスタジオで複数のピアノを所有していますが、ではなぜ違うサイズの鍵盤はないのでしょうか。教師は、自分が持っているピアノのサイズや種類をセールスポイントとして公表することができ、親が自分の子供のために教師を決めるときに、この情報を考慮に入れさせることができるかもしれません。鍵盤が2つ以上あるということは、生徒の手が大きくなるのを待つ間に教師が進捗を制限する必要がなくなることを意味しています。
生徒が『大きな』鍵盤を使って特定のレベルに達するために5年間の学習と猛練習をする代わりに、小さな鍵盤を使って半分の時間で同じレベルに達することができる状況を想像してみてください。

ここで、カワイのGM12の『小さな鍵盤のモデル』(オクターブで6.06インチの鍵盤)やDS5.5®鍵盤付きウォルターのアップライトなど、シドニーのエリカ・ブッカー(Erica Booker)氏のスタジオの写真を見ることができます。

PASK_006



Schools and universities
学校や大学

大学や学校に生徒用の6台、16台、あるいは60台のピアノがあれば、これらのうちのいくつかに細幅鍵盤があることが無理なこととは思えません。
様々なサイズの鍵盤を提供している大学や学校は、そうでないところよりもマーケティング上の相当に大きな利点を持つはずです。学生の受け入れ増加による収益が、これらの鍵盤を入手するための費用を上回るかもしれません。


Elite piano competitions and major concert venues
一流のピアノコンクールや主要なコンサート会場

世界の主要な演奏会場や国内外の一流のコンクールでは、質の高いコンサートグランドピアノがまず必要となります。このような状況だと、追加のピアノを用意する必要はないかもしれませんが、それよりむしろ、各グランドピアノ用の交換可能な鍵盤を活用してください。
1万米ドル前後の追加の鍵盤の費用は、10万ドル以上に達しかねない高品質のグランドピアノのための出費と比べてもわずかなものです。

下はピアノのコンクール中に鍵盤をどのくらい簡単に交換できるかを示すビデオです。




Local piano competitions
地域のピアノコンクール

主に子供や10代の若者を対象とした地域のピアノコンクールでは、高価なコンサート用グランドピアノよりむしろ、アップライトか小型のグランドピアノを利用することが多いです。時間が経つにつれて、これらの施設ではさらに小さいサイズ、または両方のサイズ(つまり、DS6.0®およびDS5.5®)を購入することができるだろうと考えられます。
民間のスタジオと同様に、すべてのコンクールが3つの選択肢を提供する必要があるとは限りません。特定のコンクールに関する宣伝には、利用可能な鍵盤のサイズを記載する必要があり、これによって教師や保護者が、自身の子供や10代の若者に最適なコンクールを選ぶことができます。
もう1つの選択肢は、細幅鍵盤のピアノをコンクールのためだけに他の会場で借りたり、そこから借り入れたりすることです。遠い未来には、子供が参加するコンクールに2つの小さいサイズだけ必要になるでしょう。


General points to bear in mind
留意すべき一般的な注意事項

サイズの選べる鍵盤を試したことのある人たちからの証拠は、人々が小さいサイズにほとんどの場合非常に早く適応し、一旦異なるサイズに完全に適応すると、ほとんど、あるいは全く練習をすることなく、サイズ間で切り替えることができることを示しています。
参照: Need for Narrower Keys細幅鍵盤の必要性)/Feedback from pianists(ピアニストからの反応)

この理想的な『将来』においては、ほとんどの子供たちが縮小鍵盤から開始するでしょう。
ほぼすべてのピアニストが若い頃に選ぶべきサイズに出会い、それらを弾くことに慣れているので、大人になってから『適応する』必要性がほとんど必要ではなくなるでしょう。

ピアニストの到達する卓越性のレベルが高ければ高いほど、鍵盤のサイズが個々に合っていることがより重要になります。

1つの鍵盤のサイズに固執するピアノ界の根強さは、個々に合った道具や衣服の必要性が一流レベルで最も重要になるスポーツ界とは際立って対照的です。例えば、最新の技術を使った特定の水着やトラックシューズ、あるいはスキーやテニスラケットを持つことで得られる対戦相手に対する優位性はほんの僅かしかありません。スキー、テニスラケット、または靴が個々にぴったりのサイズでなければならないことは当然のこととされています。


Frequently Asked Questions (FAQs)
よくある質問

PDF
pask_faqs_march_2018.pdf
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“更に10年間も、そして更にもう1世紀などとんでもなく、このような状況が続くことなどできないということを常識が私たちに教えてくれています。”

確かにこの10年間の細幅鍵盤に関する動きを見ると、海外ではあと10年もすればかなり認識が広がっていそうな感じです。
では、日本ではどうなんでしょうね。未だに殆どの人が「細幅鍵盤」という言葉すら知らない状況・・・。

日頃から連絡を取っている海外の細幅鍵盤普及活動のメンバーのロンダ・ボイルさんも主要メンバーになっている“PASK”を通じて送られてくる海外での普及活動の情報を見ると、ゆっくり、ですが確実に、細幅鍵盤普及の地固めが進んでいっているようです。
特に近年は、コンクールでの使用、オーストラリアのピアノのグレード試験での細幅鍵盤使用の承認、カワイの細幅鍵盤ピアノの特注受付再開など、目立った動きが出てきています。

どれくらいのサイズが必要なのかは、細幅鍵盤がもっと広く使われるようになってくればまた色んな見解が出てきそうですが、現在ある最小の規格は3/4鍵盤(オクターブで約13cm)で、この幅であれば、標準鍵盤ではオクターブが手前からギリギリという方でも10度届くようになるそうです。
ちなみにこれ以上細い(小さい)鍵盤を造る予定は今のところ無いようです。

これに関しては、1つ前の記事の「スタインビューラー社での体験レポート」の中でロンダさんの見解を書いています。
その中で、エリカさんが(恐らく欧米人の子供だと思いますが)子供の手のスパン(手を最大限開いた時の親指から小指までの幅)を調査されたときのことが触れられていて、6歳児の手でも15.24cm未満の手は無く、10歳になるまでに子供の手のスパンはだいたい17.78cmを超えているという調査結果から、3/4鍵盤より小さい鍵盤を造る価値があるとは思えないというご意見のようです。

「じゃあ、6歳未満の子は!?」と突っ込みたくなりますが、中田氏の著書「音楽と人生」の第4章“日本人と、ピアノ”の中に、
“ヨーロッパでは、特別の例外を除き、ピアノを正式に習い始めるのは大抵7、8歳位が多い”
と書いてありますし、習わせる年齢についてネットでも調べてみたところ、外国人のピアノの先生から、
“5歳でも早すぎ。5歳ではまだ音楽が好きとか、ピアノを弾けるようになりたいという気持ちにまでなっていない為、ピアノが苦痛になり、弾けるようになる前に辞めてしまう上に、どうかするとクラシック音楽を楽しめない子供になってしまう。実際続けられる子は殆どおらず、辞めてしまう子が大半。早い段階で辞めた子も、全然習わなかった子よりは音符は読めるかもしれないが、楽曲を弾ける程ではないから音楽への関わりがとても中途半端な形で途切れてしまう為に、かえって音楽が楽しみづらくなってしまう”
と言われたというご意見も見つかりました。
そして、この外国人の先生曰く、海外では習い始める年齢を、
“一般的には10歳からを勧めている”
ということだそうです。

※ こちらの記事より引用↓
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2008/0507/182307.htm?o=0

実際、以前(名前は忘れましたが)ヨーロッパの若いイケメンピアニストの方が、テレビのインタビューでピアノを習い始めた年齢について聞かれていたときに「9歳から」と答えていたのを見たこともあるので、やはり海外では必ずしも6歳未満から習わせるわけではないのかもしれません。

とは言え、それでも日本人(アジア人)の子供にはもっと手が小さい子も居るでしょうし、今後バイオリンのように身体の大きさに合った鍵盤を使って子供を教えるようになってくれば、海外でももっと低い年齢から習い始める子供が増えてくるかもしれません。
それ以前に、やはり“小柄な大人”と“子供”は区別して考えた方がいいのではないかと思っています。

大人であれば、いくら小柄でも、リアルに箸より重たいものを持ったことが無いような人でもない限り、モダン・ピアノの鍵盤を叩くくらいの筋力はあると思います。実際、ロンダさん(手のスパンが17.8cm)は、7/8や3/4鍵盤で弾くときに鍵盤の重さについては問題ないと仰っています。
なぜ重さの問題を感じないのかと言うと、鍵盤の幅が狭くなればそれだけ余裕ができ、手が楽な状態になるため、指先にしっかりと力を込められるようになって、結果、力強い打鍵が可能になるからだそうです。

ですが子供となると、やはり大人と比べて筋力も弱いですし、成長過程にある身体にあまり負担をかけるのも良くないわけですから、やはりもっと小さくて軽くて高さも低くした鍵盤が必要になってくるのではないかと思います。ですが、やはりモダン・ピアノでは鍵盤を今以上に低くしたり軽くしたりするのは構造上難しいようです。
ただ、この場合でも“電子ピアノ”でなら実現可能なわけですから、もしかしたら、小さくて低くて軽い鍵盤の電子ピアノが今後“子供用”として考案されるようになるのかもしれません。

もう1つの案として、“昔のピアノ(モダン・ピアノが開発される前のピアノ)を参考にして、子供用のアコースティック・ピアノを造る”という考え方も出来るのではないかと思います。
と言うのも、お子さんに本格的にピアノを習わせたいという親御さんや、ピアノの先生方は、やはり電子ピアノではなく“アコースティック・ピアノ”に拘られるのではないかと思うからです。
最近の電子ピアノは、昔に比べて性能が良くなったかとは思いますが、それでも“倍音”の問題など、まだまだ課題がありますし、何よりも、アコースティックを弾いたときの本物の音の響き(弦がハンマーで叩かれたときの空気の振動)は、やはり電子ピアノでは感じることが出来ないことから、やはり子供用のアコースティック・ピアノもあった方が良いと思います。

昔の(モーツァルトが弾いていた)ピアノの鍵盤は浅く、現在の半分くらいの軽さで弾けたとのことなので、このピアノの機構を応用すれば、“小さくて低くて軽い鍵盤の子供用アコースティック・ピアノ”が実現可能になるのではないかと思います。
音量や音の伸びはモダン・ピアノよりも劣ってしまうかもしれませんが、それでも生の音の響きは感じることが出来ます。
実際、子供用の小さなバイオリンの場合でもフルサイズのものほど豊かな共鳴音が物理的に得られないとのことですが、それでも身体のサイズに合った楽器を使うことで効果的な指導が可能になっているわけですから、子供の指導に使うピアノの音量が多少劣っていても、教室で指導する上では問題無いのではないかと思います。
そもそも、小さな子供が大きなホールでオーケストラと共演するなどということは、よほどの“神童”でもない限りまず無いのではないでしょうか。

※ こちらの記事より引用↓
http://www2.plala.or.jp/CHAKA/pianoflame2-1.htm
https://www.violin-p.com/e-commex/cgi-bin/ex_disp_category/id/kidsviolin/

それにしても、バイオリンでは“お子様には適したサイズをお選びいただくことが大切”とされているのに、ピアノでは子供用は必要ないなんて、やはりどう考えても矛盾していますよね。


先日、会社を経営されている方に、“細幅鍵盤の電子ピアノ”が市場に出る場合の事を伺ってみましたところ、「やはりかなり特殊なものになるだろうから、もし造られれば相当高額になるだろう」とのことでした。
ですが、その方が仰るには、「高額になるからダメなのではなく、そういう場合はリースで出せばいい、細幅鍵盤を使うのは子供だろうし、子供の間しか使わない物を“購入”というのはそもそもあまり現実的ではない。」とのご意見でした。

「細幅鍵盤を使うのは子供」というのは、残念ながら今現在は「大人は当然普通の鍵盤を使うものだ」という認識が一般的だからだと思うのですが、「子供の間しか使わない物はリースで」というのは、とても合理的な考え方だと思いました。
現に、お子さんにピアノを習わせたいと思ってらっしゃる親御さんが最も悩まれることの1つが“ピアノ選び”だと思います。

“子供にはできるだけ良い音に親しんでもらいたい。でもそうなると安物のキーボードでは不安。ある程度良質なピアノとなると電子ピアノでも決して安くはないし、高額なピアノを買ったところで子供がちゃんと続けるかどうか分からない・・・。”

子供のうちからアコースティック・ピアノに触れさせたいと思う方もいらっしゃることを考えると、やはり家で子供が弾くためのピアノは、最初から購入を考えるよりもリースにしたほうが、お子さんが続けるかどうかを気にせずに良質なピアノを選んであげられるようになるのではないでしょうか。

この件については他の方から、今もやっているかどうかは分からないが、以前ヤマハがピアノを買えないご家庭にピアノをリースで貸し出すというサービスをしていたという話を聞いたことがありますし、最近あるピアニストの方がグランドピアノをリースで借りたという話も聞いたことがあるので、もしかしたら今でもそのようなサービスがあるのかもしれませんね。

どんなに指導上の有効性が期待できても、子供の成長に応じてピアノ(若しくは鍵盤)を“買い替える”と考えてしまうと、経済的にとても無理のある話になってしまいますが、“子供のうちはリースやレンタルで借りる”と考えれば、子供の成長に応じてピアノ(若しくは鍵盤)を代えることも、強ち不可能とは言いきれないのではないでしょうか。


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LittleHands

Author:LittleHands
子供の頃にピアノを習い始めたものの手が小さくてすぐに挫折(^_^;)
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※シュタインビューラー社についての詳細は、左のカテゴリ欄にあります『Steinbuhler & Company (和訳版)』をご覧ください。
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