主に細幅鍵盤の事を、個人的な戯言を交えながら徒然なるままに書いているブログです。このブログの趣旨をまとめていますので、初めてお越しの方は、宜しければカテゴリ欄の「記事の概要」をご一読ください。
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PASK記事翻訳 - Part10 * 将来への展望・どれくらいのサイズが必要か
PASK - Pianists for Access to Smaller Keyboards(小さな鍵盤を利用できることに賛成のピアニスト)のサイト(http://www.paskpiano.org/)の翻訳も、前回からかなり間が空いてしまいました
この翻訳記事も、スタインビューラー社のサイト(http://www.steinbuhler.com/)の翻訳記事と同様にカテゴリに分類していますので、もし前の分をお読みになりたい場合は、左(スマホの場合は画面上部のメニュー)のカテゴリにある『PASKのサイト翻訳』というところからお入りください。

今回の翻訳は、"VISION FOR THE FUTURE"の前文と、'How many sizes are needed?'の内容です。




The revolution is near!
革命は近いです!

VISION FOR THE FUTURE
将来への展望

少数とはいえ無視できない数の男性、女性の大多数、および実質的に学習のある段階のすべての子供は、現在の大きさの鍵盤には小さすぎる手を持っていることは明白な証拠です。

常識は、この状況があと1世紀(100年)続くことなど絶対に無く、あと10年間続くこともできないと私たちに教えてくれています。
最終的には解決策が明らかになり、より小さな鍵盤が広く受け入れられ、世界にはもっと幸せで痛みのないピアニストや一流の演奏者が増加するでしょう。
彼らの手が小さすぎたために、アルトゥール・シュナーベル、あるいはマルタ・アルゲリッチの力量を持つどれくらいのピアニストがこれまで現れなかったのでしょうか?

解決策は、アコースティック、および電子ピアノ両方のためのより小さな鍵盤の入手可能性の増加を必要とします。

製造の観点から、アコースティック・ピアノ(アップライトおよびグランドピアノ)の大手のメーカーが、彼らのピアノのために少なくとももう2つの鍵盤サイズを生産するための準備をすることができない理由はほとんどないように思われます。同様に、デジタル・メーカーが同じようにすることができない理由もほとんどないように思われます。
様々な(大部分は文化的な)障壁を打ち砕くことができれば、その要求は現れるでしょう。

スタインビューラー社(www.steinbuhler.com)は、特に既存のグランドピアノのために造られたESPKs(人間工学的にスケーリングされたピアノ鍵盤)※を専門とする小規模企業です。これらの改造されたアクションおよび鍵盤は、数分以内に従来の鍵盤と交換することが出来ます。
また、彼らは米国のウォルター社(www.walterpiano.com)によって製造される新しいアップライトピアノのためのアクションおよび鍵盤を製造します。

ピアノの演奏の公の観点から、異なるサイズのピアノ鍵盤が存在する世界の複雑化させる要因は克服することができます。
家庭、個人レッスンの教師、コンサート会場、およびピアノコンクールが、実用的で費用効率が高い方法で問題に対処できる所で解決策は出てくるでしょう。

これらの複雑化させる要因を克服するための提案は下記の通りです。

※ 別名、縮小されたサイズの鍵盤


"How many sizes are needed?"
『どれくらいのサイズが必要ですか?』

・ 現在までの証拠に基づいて、少なくとも3つのサイズが必要なようです: 具体的には、現在の『大きな』サイズ、加えて現在の幅の15/16と7/8(即ち14/16)。

・ 7/8は、手のスパンの差により、男性が女性以上に持つ利点を大きく取り除くという点で特に重要です。(参照: Need for Narrower Keys - 狭い鍵盤の必要性Hand span data - 手のスパンのデータ

・ 15/16は、現在の『大きな』サイズよりも一層多くの個人の家に相応しい潜在的な『一般的な』サイズです。さらにそれは、現在のサイズからの適応時間を事実上必要としません。

・ また、主に子供のための、さらに小さい大きさで分けられた鍵盤の市場があるかもしれません。例えば、13/16若しくは3/4(即ち12/16)です。これらを電子キーボードの形で、あるいは低価格のアップライトピアノとして提供することができるかもしれません。
既に、非常に手が小さい少数の大人がスタインビューラー社から自分たちのための3/4鍵盤を選びました。

・ 異なるサイズの製品を生産するアコースティック・電子ピアノのメーカーは、増加した需要から利益を得るでしょう。
明らかに、大量生産されたピアノと鍵盤の中では、入手できる鍵盤のサイズの数は制限される必要があるでしょう。しかしながら、それが現在限定的であるように、特注の『他の』サイズの選択肢も利用可能であるべきです。

・ 異なるサイズの鍵盤のための標準化された鍵盤幅を導入し、それらを購買または演奏するため、それに応じてそれらに名前を付けることはメーカーにとって重要でしょう。

・ グランドピアノのために、メーカーは、家庭、音楽学校、教師、コンクール、およびコンサート・ホール使用に最大限の柔軟性を提供するために、複数の交換可能なアクションと鍵盤を購入する選択肢を消費者に供給するべきです。ですが、消費者には、グランドピアノのための1つだけの鍵盤を選ぶ選択権もあるべきです。(現在のところ、7/8鍵盤を備えたグランドピアノが欲しいピアニストは、最初に従来の鍵盤を備えたグランドピアノを入手し、その次に、スタインビューラー社から、もう1つの改造されたアクションと鍵盤を購入しなければならないでしょう。)




“常識は、この状況があと1世紀(100年)続くことなど絶対に無く、あと10年間続くこともできないと私たちに教えてくれています。”

確かにこの10年間の細幅鍵盤に関する動きを見ると、海外ではあと10年もすればかなり認識が広がっていそうな感じです。
では、日本ではどうなんでしょうね。未だに殆どの人が「細幅鍵盤」という言葉すら知らない状況・・・。

昨年の9月から海外の細幅鍵盤普及活動のメンバーの方(ロンダ・ボイルさん)と連絡を取るようになり、そのロンダさんも主要メンバーになっている“PASK”を通じて送られてくる海外での普及活動の情報を見ると、ゆっくり、ですが確実に、細幅鍵盤普及の地固めが進んでいっているようです。
特にここ数年は、コンクールでの使用、オーストラリアのピアノのグレード試験での細幅鍵盤使用の承認、カワイの細幅鍵盤ピアノの特注受付再開など、目立った動きが出てきています。
今年の7月上旬にセルビアで開催されるEPTA - European Piano Teachers Association(ヨーロッパ・ピアノ教師協会)の会議には、同じくPASKの主要メンバーの一人であるエリカ・ブッカーさんが参加され、細幅鍵盤の必要性に関するプレゼンをされる予定になっているそうですし、もしかすると今後ヨーロッパの方でも何らかの動きが出てくるかもしれません。

どれくらいのサイズが必要なのかは、細幅鍵盤がもっと広く使われるようになってくればまた色んな見解が出てきそうですが、現在ある最小の規格は3/4鍵盤(オクターブで約13cm)で、この幅であれば、標準鍵盤ではオクターブが手前からギリギリという方でも10度届くようになるそうです。
ちなみにこれ以上細い(小さい)鍵盤を造る予定は今のところ無いようです。

これに関しては、1つ前の記事の「スタインビューラー社での体験レポート」の中でロンダさんの見解を書いています。
その中で、エリカさんが(恐らく欧米人の子供だと思いますが)子供の手のスパン(手を最大限開いた時の親指から小指までの幅)を調査されたときのことが触れられていて、6歳児の手でも15.24cm未満の手は無く、10歳になるまでに子供の手のスパンはだいたい17.78cmを超えているという調査結果から、3/4鍵盤より小さい鍵盤を造る価値があるとは思えないというご意見のようです。

「じゃあ、6歳未満の子は!?」と突っ込みたくなりますが、中田氏の著書「音楽と人生」の第4章“日本人と、ピアノ”の中に、
“ヨーロッパでは、特別の例外を除き、ピアノを正式に習い始めるのは大抵7、8歳位が多い”
と書いてありますし、習わせる年齢についてネットでも調べてみたところ、外国人のピアノの先生から、
“5歳でも早すぎ。5歳ではまだ音楽が好きとか、ピアノを弾けるようになりたいという気持ちにまでなっていない為、ピアノが苦痛になり、弾けるようになる前に辞めてしまう上に、どうかするとクラシック音楽を楽しめない子供になってしまう。実際続けられる子は殆どおらず、辞めてしまう子が大半。早い段階で辞めた子も、全然習わなかった子よりは音符は読めるかもしれないが、楽曲を弾ける程ではないから音楽への関わりがとても中途半端な形で途切れてしまう為に、かえって音楽が楽しみづらくなってしまう”
と言われたというご意見も見つかりました。
そして、この外国人の先生曰く、海外では習い始める年齢を、
“一般的には10歳からを勧めている”
ということだそうです。

※ こちらの記事より引用↓
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2008/0507/182307.htm?o=0

実際、以前(名前は忘れましたが)ヨーロッパの若いイケメンピアニストの方が、テレビのインタビューでピアノを習い始めた年齢について聞かれていたときに「9歳から」と答えていたのを見たこともあるので、やはり海外では6歳未満から習わせることが殆ど無いのかもしれません。

とは言え、それでも日本人(アジア人)の子供にはもっと手が小さい子も居るでしょうし、今後バイオリンのように身体の大きさに合った鍵盤を使って子供を教えるようになってくれば、海外でももっと低い年齢から習い始める子供が増えてくるかもしれません。
それ以前に、やはり“小柄な大人”と“子供”は区別して考えた方がいいのではないかと思っています。

大人であれば、いくら小柄でも、リアルに箸より重たいものを持ったことが無いような人でもない限り、モダン・ピアノの鍵盤を叩くくらいの筋力はあると思います。実際、ロンダさん(手のスパンが17.8cm)は、7/8や3/4鍵盤で弾くときに鍵盤の重さについては問題ないと仰っています。
なぜ重さの問題を感じないのかと言うと、鍵盤の幅が狭くなればそれだけ余裕ができ、手が楽な状態になるため、指先にしっかりと力を込められるようになって、結果、力強い打鍵が可能になるからだそうです。

ですが子供となると、やはり大人と比べて筋力も弱いですし、成長過程にある身体にあまり負担をかけるのも良くないわけですから、やはりもっと小さくて軽くて高さも低くした鍵盤が必要になってくるのではないかと思います。ですが、やはりモダン・ピアノでは鍵盤を今以上に低くしたり軽くしたりするのは構造上難しいようです。
ただ、この場合でも“電子ピアノ”でなら実現可能なわけですから、もしかしたら、小さくて低くて軽い鍵盤の電子ピアノが今後“子供用”として考案されるようになるのかもしれません。

もう1つの案として、“昔のピアノ(モダン・ピアノが開発される前のピアノ)を参考にして、子供用のアコースティック・ピアノを造る”という考え方も出来るのではないかと思います。
と言うのも、お子さんに本格的にピアノを習わせたいという親御さんや、ピアノの先生方は、やはり電子ピアノではなく“アコースティック・ピアノ”に拘られるのではないかと思うからです。
最近の電子ピアノは、昔に比べて性能が良くなったかとは思いますが、それでも“倍音”の問題など、まだまだ課題がありますし、何よりも、アコースティックを弾いたときの本物の音の響き(弦がハンマーで叩かれたときの空気の振動)は、やはり電子ピアノでは感じることが出来ないことから、やはり子供用のアコースティック・ピアノもあるべきだと思います。

昔の(モーツァルトが弾いていた)ピアノの鍵盤は浅く、現在の半分くらいの軽さで弾けたとのことなので、このピアノの機構を応用すれば、“小さくて低くて軽い鍵盤の子供用アコースティック・ピアノ”が実現可能になるのではないかと思います。
音量や音の伸びはモダン・ピアノよりも劣ってしまうかもしれませんが、それでも生の音の響きは感じることが出来ます。
実際、子供用の小さなバイオリンでもフルサイズのものほど豊かな共鳴音が物理的に得られないとのことですし、それでも身体のサイズに合った楽器を使うことで効果的な指導が可能になっているわけですから、子供の指導に使うピアノの音量が多少劣っていても、教室で指導する上では問題無いのではないかと思います。
そもそも、小さな子供が大きなホールでオーケストラと共演するなどということは、よほどの“神童”でもない限りまず無いのではないでしょうか。

※ こちらの記事より引用↓
http://www2.plala.or.jp/CHAKA/pianoflame2-1.htm
https://www.violin-p.com/e-commex/cgi-bin/ex_disp_category/id/kidsviolin/

それにしても、バイオリンでは“お子様には適したサイズをお選びいただくことが大切”とされているのに、ピアノでは子供用は必要ないなんて、やはりどう考えても矛盾していますね。

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04/17
スタインビューラー社での体験レポート
と言いましても、私が行ったわけではありません(出来れば行ってみたいですが…
PASK(※1)の創設者であり、主要メンバーのロンダ・ボイルさんが、先月開催されたDCS国際ピアノコンクールが終わった後に、ペンシルベニア州のタイタスビルにあるスタインビューラー社を訪問され、デイビッド・スタインビューラー氏がDS規格(※2)の鍵盤を造る様子を見学されたそうです。

(※1)PASK – 細幅鍵盤を使うことに賛成しているグループで、ピアノの鍵盤サイズに関して変化を成し遂げることに専念している国際的な運動です。具体的には、ピアノ・メーカーに細幅鍵盤のピアノを生産することを説得し、細幅鍵盤を使うことが学生や演奏者にとって大きな利益をもたらすことを、コンサート会場のマネージャー、学識経験者、ピアノ教師、ピアノコンクールの主催者に納得させようと努めています。
(※2)DS規格 - スタインビューラー社製の鍵盤幅の規格。左のプラグインにある『細幅鍵盤規格』の表をご参照ください。


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ロンダさんはご自宅にスタインビューラー社製の7/8鍵盤をお持ちですが、スタインビューラー社を訪問した際に、DS規格の中で1番細い3/4鍵盤での演奏を体験されたそうです。

ロンダさんの手の大きさは、手をいっぱいに広げた親指から小指までの幅が17.8cm、人差し指から小指までの幅が12cmとのこと
私の手の大きさとほぼ同じで、恐らく標準鍵盤だとオクターブが手前から引っかける形でしか届いていらっしゃらないのではないかと思います。

ロンダさんは、スタインビューラーの7/8鍵盤をご購入されたときも、慣れるのにそんなに時間はかからなかったようですが、今回の3/4鍵盤も1、2時間以内に適応され、ショパン前奏曲を全て最後まで演奏されたそうです。
そして特に難しい曲では、7/8以上に鍵盤への力の伝えやすさ、スピードや音質の調整のしやすさを感じられたそうで、例えば、ニ長調、嬰ヘ短調、嬰ト短調、ト短調、ヘ短調、変ホ長調などが遥かに弾きやすかったとのことです。

更にロンダさんは、リストのポロネーズ第2番も弾いてみられたそうです。
この曲は最近7/8鍵盤で一部を習得していたそうなのですが、黒鍵から白鍵へと高速で進むオクターブが点在している上に、いくつかの大きなコードがやはり問題だったそうなのですが、3/4鍵盤では問題なく弾けたそうです。
今回の試弾によって、3/4鍵盤のほうが7/8鍵盤よりも更にご自身に合っていると分かったそうで、3/4鍵盤での演奏を存分に楽しまれたそうです。(羨ましい~)

今回ロンダさんはスタインビューラー氏に、3/4鍵盤の白鍵より上の黒鍵の高さをわずかに下げることで、黒鍵と黒鍵の間が多少弾きやすくなるのではないかと提言されたそうです。(ちなみにこの問題は7/8鍵盤では感じなかったそうです)
そして、スタインビューラー氏がこの調整をすることが出来ると言っていたとの報告をレオーネ博士から受け取ったそうです。

今回の3/4鍵盤の指弾に際して、ロンダさんはレオーネ博士に、“3/4鍵盤を使って幼い子どもで効果を試してみる価値はあるが、更に小さい鍵盤を造る価値があるとは感じない、エリカが子供たちから集めた手のスパンに関するデータを見たが、6歳児でも、6インチ(15.24cm)未満の手のスパンの子はいなかった。そして子どもの成長は早いので、10歳を迎えるまでには、子どもの手のスパンは一般に7インチ(17.78cm)を超えているし、ショパン前奏曲を演奏する必要がある6歳児は少ない”と提言されたそうです。

友人の子(男の子)が9歳の時に掌を合わせてみたことがあるのですが、ロンダさんと同じくらいの大きさの私の手よりもずっと小さかったのを覚えています。
この子の両親共々小柄だったこともあるかとは思いますが…エリカさんが集めた子どもの手のデータの人種の内訳が気になるところです。
日本人の子どもの手の大きさも調査してみる必要がありそうですね。

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04/07
ピアノコンクールで細幅鍵盤を使用している様子と、鍵盤を交換する様子を撮影した動画
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先月、12~15日の4日間に亘ってアメリカのテキサス州、ダラスで開催されたDCS国際ピアノコンクール2014(※1)についてですが、新たに画像や動画が公開されたのでご紹介させていただきます。

参加者がコンクールで7/8-DS規格鍵盤(ドの左端~シの右端が140.7mm)を使って演奏している様子と、ピアノ技術者の方が鍵盤を交換している様子の動画です
YouTubeの動画の説明文を翻訳したので掲載させて頂きます。
併せてご覧ください



Artem Arutyunyan - DCS Piano Competition - March 2014
https://www.youtube.com/watch?v=13Z7C3eJLeo&list=UUgLVf_Bv6l5tfa0E64DjOrw

(YouTube説明文)

アルテム・アルテュニャーン(カメラに最も近い)は、2014年のダラス室内交響楽団国際ピアノコンクールで、より狭いキーを備えたピアノ鍵盤を演奏しました。
これは、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番の第2楽章からの特に能力が試されるセクションの抜粋です。

アルテムは、国際コンクールでより狭いキーを備えたピアノ鍵盤を演奏する初めてのピアニストであることによって歴史に残りました。彼が使った鍵盤は、スタインウェイのコンサート用グランドピアノに取り付けられたスタインビューラーのDS 5.5インチ(1オクターブが従来の鍵盤の1オクターブの7/8の幅である)でした。
技術者による鍵盤の交換に、2、3分しかかかりませんでした。
この鍵盤を演奏しているピアニストにとって、1オクターブを演奏することは、従来のものでの7度を演奏することに等しいです。

たとえ彼が15/16のサイズを使うことができたとしても、彼は2番目と5番目の指の間の範囲が制限されているので、7/8の鍵盤がこのタイプの作品にはずっと彼の手に合うとアルテムは知っています。より狭いキーを備えたピアノの利点を発見している多くの他のピアニストのように、彼の手のスパンに一層よく合う鍵盤で技術的な障害が大幅に減らされると彼は気付いています。そして、音楽の表現について考えるより大きな自由を彼に与えます。
アルテムはより小さな鍵盤での練習のために数日しかありませんでしたが、彼の演奏は、非常に速く適応することができ、異なるサイズの鍵盤で特に能力が試される作品を演奏することができることを明確に示しています。さらに詳しい情報については、http://www.dcspianocompetition.org/http://www.steinbuhler.com、およびhttp://www.smallpianokeyboards.orgを参照してください。



DCS Piano Competition - keyboard change - March 2014
https://www.youtube.com/watch?v=BAjXItVoPsY&list=UUgLVf_Bv6l5tfa0E64DjOrw

(YouTube説明文)

このビデオは、2014年のダラス室内交響楽団国際ピアノコンクールで、ピアノ技術者がスタインビューラーのDS 5.5インチ(より狭いキーを備えたピアノ鍵盤)を取り外して、従来の鍵盤に取り替えるのを示しています。(コンクールの間に、ピアノ自体の位置は他の理由で入れ替えられました。このビデオでは、5.5インチの鍵盤は、カメラから最も遠くのピアノにあります。) ピアノコンクールで使用されたのは初めてのことでした。
ビデオは、グランドピアノでどれくらい速く鍵盤を交換することができるか示しています。さらに詳しい情報については、http://www.dcspianocompetition.org/http://www.steinbuhler.com、およびhttp://www.smallpianiokeyboards.orgを参照してください。




今回のコンクールの優勝者は、カイル・オースさんという方だったそうです
今年の秋にダラス・シティ・パフォーマンス・ホールで開催される、ダラス室内交響楽団とのウィニング・コンサートで演奏される予定です。
ちなみに、このダラス室内交響楽団のコンサートマスターに、昨年の9月よりバイオリニストの高木和弘さんが就任されています
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その他の参加者や審査員の方々の画像も幾つか公開されています
ちなみに前々回の3月17日の記事で画像を幾つか掲載しましたが、その後改めて大きな画像が公開されたので、こちらも併せて掲載しておきます。
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DCS国際ピアノコンクールは、来年以降も3種類の鍵盤(従来の鍵盤、15/16鍵盤、7/8鍵盤)を選択出来る形で開催されるとのことですが、来年にはオーストラリアから代表団を迎える予定だそうです。

コンクール終了後、ロンダ・ボイルさん(※2)がペンシルベニア州のタイタスビルにあるスタインビューラー社に行かれたそうなので、次回はロンダ・ボイルさんのスタインビューラー社での体験レポートについて書く予定です。


(※1) DCS国際ピアノコンクール2014について
細幅鍵盤が、国際ピアノ コンクールで採用されることになりました!
細幅鍵盤の使用が認められた、DCS国際ピアノ コンクール2014に関する詳細
細幅鍵盤を取り入れたピアノコンクールが世界で初めて開催されました!
(※2) ロンダ・ボイルさんについて
細幅鍵盤、オーストラリアへ
PASK記事翻訳 - Part3 * PASKの構造および創立者


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