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老化がピアノの演奏に及ぼす影響 - ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS(和訳)

このページでは、細幅鍵盤関連の英語サイト、ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDSのメニューのPain, injury and performance qualityの中にある、Impacts of agingという項目の和訳を掲載しています。

※ この翻訳文の元となる英語サイトの再編に伴い、和訳文も2020年8月8日に再編しました。



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Impacts of aging - 老化の影響


Impacts of aging - 老化の影響

老化の進行がピアニストにマイナスの形で影響を及ぼすという広範な証拠があります。もちろん、これはピアニストの間で大きく異なる可能性があり、老齢になっても高度なスキルを維持している人もいます。

老化が手の機能に与える影響は、一般に多くの研究者によって研究されてきました。これらには、筋肉量や筋力の低下、筋肉の協応性、指の機敏さ、手の感覚の衰えが挙げられます。

ランガナタン(Ranganathan)他の研究では、年齢と共に手や指の筋力が低下し、つまみ力を制御する能力や、つまんだ姿勢をしっかりと維持する能力の低下、手先の速度や手の感覚の衰えが見られました。彼らは、男性に比べて女性の方が、年齢とともに繊細な器用さや強さにより深刻な低下を感じることに気付きました。
筋力の低下は、筋肉量の減少、速筋繊維の萎縮、そして老化で筋肉を完全に活性化する能力が低下することによって引き起こされると思われます。中枢神経系にも通常衰退が見られます。手動速度の低下は、関節のこわばりの増加や筋肉協調の低下に関連している可能性があります。

ワグナー(Wagner)(1984年)は、ピアニストとバイオリニストに関する自身の詳細な研究で、年齢とともに指の受動的可動性が低下することを発見しています。(下の表を参照。)
受動的可動性は関節の動きに対して起きる機械抵抗の量を決定します。ピアニストにおいては、これが人差し指、中指、薬指、小指の基関節(中手指節関節)の横方向の動きに関連しています。

通常、関節抵抗が高い(つまり、受動的な可動性が比較的低い)ピアニストは一層努力して筋肉を使って補おうとし、筋肉の緊張を高めます。筋肉の緊張が高まると、影響を受けた関節は動きにくくなり、度々パフォーマンス不安の一因となります。
筋肉運動の増加は、それに応じて不利な状態を克服するために中枢神経系をより高いレベルで制御することが要求されます。
関連項目: Ergonomic and biomechanical evidence人間工学的および生体力学的証拠

ピアノの演奏に関する老化の影響の広範な事例証拠があります。
ピアニストによって報告された影響としては、届く範囲(即ち、手のスパン)の減少、柔軟性の維持の困難さ、関節痛の増加が挙げられます。
老化は多くの併存症(別の病気を併存している状態)とも関連しており、そしてそのことが手に影響を及ぼす通常の老化過程を悪化させる可能性があります。
加齢に関連する顕著な状態は変形性関節症ですが、ピアノの演奏の出来に影響を与える他の状態には、関節リウマチ、デュピュイトラン拘縮、そして例えば癌治療に使用される化学療法の薬物の副作用などがあります。

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References - 参考文献

Ranganathan, V. K., Siemionow, V., Sahgal, V. & Yue, G. H.(ランガナタン・V・K、シェミオノフ・V、サーガル・V、& ユエ・G・H)(2001年)
Effects of aging on hand function.(老化が手の機能に及ぼす影響。)
Journal of the American Geriatrics Society(アメリカ老年医学会誌), 49, pp 1478-1484.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11890586/


Wagner, Ch.(ワグナー・Ch)(1984年)
Success and failure in musical performance: Biomechanics of the hand.(音楽の能力における成功と不成功: 手の生体力学。)
In: Roehmann F.L., & Wilson F.R. (Eds)(ローマン・F・L、およびウィルソン・F・R(編集者)): The Biology of Music Making, Proceedings of the 1984 Denver Conference, St Louis, Missouri, MMB Music Inc., 1988(音楽作成についての生物学、1984年デンバー会議の議事録、ミズーリ州セントルイス、MMB音楽社、1988年), 154-179.
http://www.christoph-wagner-musikphysiologie.de/CH.%20Wagner_Success%20and%20failure_1988.pdf




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手の大きさと演奏の出来栄えとの関連性 - ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS(和訳)

このページでは、細幅鍵盤関連の英語サイト、ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDSのメニューのPain, injury and performance qualityの中にある、Performance qualityという項目の和訳を掲載しています。

※ この翻訳文の元となる英語サイトの再編に伴い、和訳文も2020年7月9日に再編しました。



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Performance quality - 演奏の出来栄え


Performance quality - 演奏の出来栄え

ピアノの演奏の出来栄えという側面を直接調査し、これが手のスパンとどのように関連するかを検討した研究はほとんどありません。
1つの研究(リー(Lee)、1990年)では、手の人間工学的変数が演奏の出来栄えの程度(動的および時間的均一性)と相関していないことを発見しています。しかしながら、その選択されている抜粋(単純な5本指の練習とアルペジオ)は、幅広い伸びや跳躍を含んでいなかったため、この指のスパンに関する関連性の欠如は恐らく驚くに値しません。
仮にそうであるとしても、音楽の名士は手が小さくても、バッハやモーツァルトなどのバロック音楽や初期古典派の曲目を演奏する場合は必然的に『手に収まる』傾向があるため、女性ピアニストが極めて不利な条件に置かれているように思えます。
Competition Results(コンクールの結果)をご参照ください。)

具体的に手の大きさに関するものではありませんが、Goebl&Palmer(ゲーブル&パーマー)(2013年)の論文は、手首・手・指の動きの効率と演奏の出来栄えとの因果関係に関する確かな証拠をもたらしています。彼らは、タイミングの正確性と精度、音の強さの観点から出来栄えを測定しました。
手の小さいピアニストは、手の大きいピアニストと比較して、手や手首の動きがはるかに大きく、音符に到達するために飛び越えたり傾いたりする動きが多くなります。動きの減少は、ピアニストが自分の手の大きさともっと相性の良い鍵盤に移行することですぐに感じることができます。

前世紀初頭のオットー・オルトマン(Otto Ortmann)の詳細な研究は、『手の小さい』ピアニストは多くの点でハンディキャップを負っている考えを裏付けています。
Ergonomic and biomechanical evidence(人間工学的および生体力学的証拠)をご参照ください。

ピアニストが自分の手に最適な鍵盤を弾けるようになると、演奏の出来栄えが向上したという非常に強力な事例証拠が存在します。この証拠は、サイズの選べる鍵盤を経験したことのあるピアニストの増加に由来します。
Pianist Feedback(ピアニストの評価)をご参照ください。

19世紀の作曲家、カール・マリア・フォン・ウェーバー(Carl Maria von Weber)の、能力に関するこの説明から、幅の狭い鍵盤と組み合わせて範囲が広く届くことの利点に関するその他の事例証拠がもたらされています。

『当時の偉大な管弦楽作曲家の1人であるウェーバーは、ピアノの新しい音色の可能性、特に彼が好んだウィーンの楽器(ブロードマン)のことも知っていました。これは現代の楽器よりも軽く、鍵盤は狭く、オクターブのスパンは現代の16.5 cmに対して15.9 cmでした。さらに、彫刻には、ウェーバーの指が長く、人差し指の中央の関節に届くような非常に細長い親指であったことが示されています。これにより、彼は10度をカバーする四部の和音を難なく演奏し、驚異的な跳躍進行とピアノ小協奏曲のオクターブグリッサンドを自ら考案することが可能でした。ベネディクトがそれを次で説明いているとおりです。‘非常に手が大きいという強みを持ち、オクターブと同じ容易さで10度を演奏できるウェーバーは、鳴り響きについて最も驚くべき効果を生み出し、ルーベンシュタインのような、繊細さや深い表現が要求されるほとんど声のような音質を引き出す力に恵まれていました。』
(オックスフォード大学出版局、1980年)


References - 参考文献

Goebl, W. & Palmer, C.F.(ゲーブル・W、& パーマー・C・F)(2013年)
Temporal control and hand movement efficiency in skilled music performance.(熟練した音楽演奏における時間的制御と手の動きの効率。)
PLOS ONE、8 (1).
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0050901


Lee, S-H.(リー・S-H)(1990年)
Pianists' hand ergonomics and touch control.(ピアニストの手の人間工学とタッチのコントロール)
Medical Problems of Performing Artists(アーティストの医学的問題), 5 (2), 72-78.
https://www.sciandmed.com/mppa/journalviewer.aspx?issue=1136&article=1369&action=3&search=true#abstract


MacRitchie, J.(マクリッチ・J)(2015年)
The art and science behind piano touch: A review connecting multi-disciplinary literature.(ピアノ・タッチの背後にある芸術と科学: 多くの専門分野にわたる文献をつなぐ再調査)
Musicae Scientiae(ムジケ・スキエンティアエ(音楽の認知科学のためのヨーロッパの学会誌)), 19 (2), 171-190.
http://msx.sagepub.com/content/19/2/171.abstract


Ortmann, O.(オルトマン・O)(1929年)
The Physiological Mechanics of Piano Technique.(ピアノ・テクニックの生理学的機構。)
Kegan Paul, Trench, Trubner & Co., London, and E.P. Dutton & Co., Inc., New York.(ケガン・ポール、トレンチ、トリューブナー社、ロンドン、およびE・P・ダットン社、ニューヨーク。)
https://www.scribd.com/doc/78826778/Otto-Ortmann-The-Physiological-Mechanics-of-Piano-Technique-1929


Oxford University Press(オックスフォード大学出版局)(1980年)
The New Grove Dictionary of Music and Musicians(ニューグローヴ世界音楽大事典) Vol 20, pp. 250-251, London(ロンドン).
https://global.oup.com/academic/product/the-new-grove-dictionary-of-music-and-musicians-9780195170672?cc=jp&lang=en&




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細幅鍵盤と標準鍵盤とを比較した研究 - ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS(和訳)

このページでは、細幅鍵盤関連の英語サイト、ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDSのメニューのPain, injury and performance qualityの中にある、Comparative studies involving alternatively sized keyboardsという項目の和訳を掲載しています。

※ この翻訳文の元となる英語サイトの再編に伴い、和訳文も2020年6月16日に再編しました。



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Comparative studies involving alternatively sized keyboards
- サイズの選べる鍵盤に関連した比較研究



Comparative keyboard studies - 比較鍵盤研究

研究におけるサイズの選べる鍵盤(※)の使用は非常に新しい活動分野ですが、アメリカの研究チームから重要な結果が浮かび上がっています。

ライステン(Wristen)氏ら(2006年)は、身体的な安楽に関する経験的データを提供するため、手の小さいピアニスト(有効な1-5(親指から小指)のスパンが8インチ(約20 cm)以下であると定義)を対象とした、筋電図検査の使用が含まれている予備研究を実施しました。
指定の音楽の抜粋の演奏中の、筋肉負荷、手のスパン、手首の屈曲と伸展、橈骨と尺骨の逸脱が測定されました。その試験は、特定の鍵盤の演奏、体系的な練習会、そして他の鍵盤への移動から成っていました。
試験ではまた、専門家集団によって記録や評価がなされ、結果は自己評価と比較されました。比較の用途にDS5.5® (7/8)鍵盤とDS6.5 (標準)鍵盤の両方が使用されました。

この研究の結果は、被験者の自己申告による最高の成績が専門家の評価と一致することを示しました。すべてのピアニストが全体的な快適感に基づいてDS5.5®鍵盤を選びました。
この結果は、鍵盤の打ち損ない、躊躇、および、必要な手のスパンの範囲、測定された関節角度、強さの荷重などといった実験データに基づく専門家の評価によって実証されました。
著者らは、DS5.5®鍵盤を使用するとこれらのピアニストにとって練習がより容易で楽しいものになると結論付けています。

芳村氏とチェスキー(Chesky)氏(2009年)は、標準鍵盤とDS6.0®(15/16)鍵盤を使用して、ピアノを専攻する大学生の間の痛みと緊張を比較しました。
痛みや緊張のレベルが手の小さい学生の間で著しく高いことが分かりました。結果はまた、DS6.5®鍵盤と比較してDS6.0®を使用した場合の痛みの大幅な軽減も示しました。
この違いは手の小さいグループで統計的に有意でした。また、著者らが手の状態を視覚的に分析したところ、手の大きいピアニストにとっては明らかに心地良さがより大きく、手の小さい人たちは過度に伸展していることに気付きました。
この結果は広く受け入れられている人間工学の原則と一致しています。

ブロンウェン・アッカーマン(Bronwen Ackermann)博士(Medical Problems of Performing Artists(アーティストの医学的問題)誌の編集者)の指揮のもと、現在シドニー大学で、3つの異なるサイズの鍵盤を使って練習したり曲目を演奏したりする様々な手のスパンとピアニストの筋肉活動を比較する研究が行われています。
参加者の1人が最近書いた以下の論文が彼女の体験を説明しています。
http://thepianoteacher.com.au/articles/goldilocks-three-pianos-ergonomics-pianists/

縮小鍵盤の利点に関する個々の話については、Pianist Feedback(ピアニストの評価)をご参照ください。

Ergonomically Scaled Piano Keyboards(人間工学的にスケーリングされたピアノ鍵盤) – ESPKsとしても知られるキーの幅の狭い鍵盤。


References - 参考文献

Coates, S.(コーツ・S)(2017年)
Goldilocks and the Three Pianos - Ergonomics in Pianists.(金髪の人たちと3つのピアノ - ピアニストにおける人間工学。)
The Piano Teacher, November, Hal Leonard Australia.(ピアノ・ティーチャー、11月、ハル・レナード・オーストラリア。)
http://thepianoteacher.com.au/articles/goldilocks-three-pianos-ergonomics-pianists/


Davis, P., & Evans, S.(デイビス・P、& エヴァンズ・S)(2007年)
Pianists' adaptability to smaller keyboards.(小型鍵盤へのピアニストの適応性。)
Poster Paper Presented at the Music Teachers National Association 2007 National Conference, Chicago, Illinois.(全米音楽教師協会2007年イリノイ州シカゴ全国会議で発表された広告ビラ)


Wristen, B., Jung, M.C., Wismer, A.K.G., & Hallbeck, M.S.(ライステン・B、ユング・M・C、ウィスマー・A・K・G、& ハルベック・M・S)(2006年)
Assessment of muscle activity and joint angles in small-handed pianists.(手の小さいピアニストの筋肉活動および関節角度の評価。)
Medical Problems of Performing Artists(アーティストの医学的問題), 21 (1), 3-9.
http://digitalcommons.unl.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1007&context=musicfacpub


Yoshimura, E. & Chesky, K.(芳村・E、& チェスキー・K)(2009年)
The application of an ergonomically modified keyboard to reduce piano-related pain.(人間工学的に変更されたピアノ関連の痛みを和らげる鍵盤の使用。)
MTNA e-Journal, November.(MTNA電子ジャーナル、11月。)
http://smallpianokeyboards.org/wp-content/uploads/2019/02/Yoshimura-Chesky_MTNA_E_Journal.pdf




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手と鍵盤の大きさが合っていない上での、人間工学、生体力学の観点からの不利な点 - ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS(和訳)

このページでは、細幅鍵盤関連の英語サイト、ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDSのメニューのPain, injury and performance qualityの中にある、Ergonomic and biomechanical evidenceという項目の和訳を掲載しています。

※ この翻訳文の元となる英語サイトの再編に伴い、和訳文も2020年6月2日に再編しました。



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Ergonomic and biomechanical evidence
- 人間工学的および生体力学的証拠



Ergonomics and biomechanics - 人間工学と生体力学

ピアノの鍵盤とあまり釣り合っていない手の不利な点の証拠を、人間工学や生体力学が提供しています。これらの比較的新しい分野は、ピアノのテクニックに関連して人体の最も効率的な使い方を見極めるのに利用可能です。人間工学の土台は『形態は機能に従う』、つまり、道具や装置の設計は人間の手の寸法に基づいている必要があるということです。
生体力学的および人間工学的研究により、手首の動きの度合い、反復性、力強さが、腱炎、手根管、およびその他の神経絞扼の危険因子であると決定されています。
女性ピアニストはより小さな手とより細い骨構造によって、男性に比べてこれらの疾患にかかりやすくなっています。

ライステン(Wristen)氏は、選定されたピアノの課題の遂行を説明し分析するため、生体力学的研究から実証された定量的データを再調査しました。彼女は障害の一因となる可能性のあるいくつかの動きや癖を特定しました。これらには手首の角度(橈骨と尺骨の逸脱、極度の回内または回外運動)や、強い力の反復運動が挙げられています。
ディール&ライステン(Deahl & Wristen)(2003年)は、手の小さいピアニストは必要とされる手首の横移動、屈曲、伸展および逸脱の度合いが手の大きい演奏者よりも大きいため、より危険性が高いと述べています。
広い和音、オクターブ、アルペジオは、『解剖学的に中立な』位置から小さな手を何度も追い出します。これは、オクターブと和音の演奏が痛みや障害の原因である可能性があると特定した酒井氏の臨床研究(1992年、2002年)の結論と一致しています。

ボイル(Boyle)氏(2013年)は、2013年7月に開催されたAPPCAピアノ教育学会議でのプレゼンテーションで、生体力学的および生理学的観点から見た手の小さいピアニストのための縮小鍵盤の利点の分析を示しました。
この論文では、正しい科学的原理に基づいた前世紀初頭のオットー・オルトマン(Otto Ortmann)(1929年)の先駆者的研究を再検討しています。オルトマンは、痛みや障害の回避に関してだけでなく、演奏の卓越性の達成といった、最高レベルで演奏する上での手のスパンの重要性を明確に認めています。例としては以下が挙げられます。

『指の長さ、手の幅、外転の角度という手の伸びを決定する三要素。これが、よく協調運動や学習姿勢の欠陥によると誤認されている、驚くほど多くの技術的困難の原因となっているのです。』
『極端に引き伸ばされた指で細かく力強い段階的な変化をつけるのは生理学的に不可能である。』


生体力学的に不利な状況もやはり、筋緊張や精神的努力の増加、ピアニストの音楽的表現への集中力を制限することにつながります。
著名なドイツ人科学者、故クリストフ・ワグナー(Christoph Wagner)氏(1984年)がこのことを次のように示唆しています。

『恐らく生体力学的に不利な点の最も重大な影響は、中枢神経系にかかる負担の増加にあると考えられます。』

Performance Quality(演奏の出来栄え)のページもご参照ください。


References - 参考文献

Boyle, R.(ボイル・R)(2013年)
The benefits of reduced-size keyboards for smaller-handed pianists: An exploration of biomechanical and physiological factors.(手の小さいピアニストのための縮小鍵盤の利点: 生体力学的および生理学的要因の探求。)
Proceedings of the 11th Australasian Piano Pedagogy Conference: Opening Doors: The Complete Musician in a Digital Age.(第11回オーストラレーシア・ピアノ教育学会議の議事録: 開放: デジタル時代における完全な音楽家。)
University of Southern Queensland, Toowoomba, 2-6 July 2013.(サザン・クイーンズランド大学、トゥウンバ、2013年7月2~6日。)
http://www.appca.com.au/proceedings/


Deahl, L. & Wristen, B.(ディール・L、& ライステン・B)(2003年)
Strategies for small-handed pianists.(小さい手のピアニストのための戦略。)
American Music Teacher(アメリカン・ミュージック・ティーチャー), 52 (6), 21-25.
http://www.thefreelibrary.com/Strategies+for+small-handed+pianists.-a0102521600


Grieco, A. Occhipinti, E., Colombini, D., Menoni, O., Bulgheroni, M. Frigo, C., & Boccardi, S.(グリエコ・A、オッキピンチ・E、コロンビーニ・D、メノーニ・O、バラローニ・M、フリーゴ・C、& ボッカルディ・S)(1989年)
Muscular effort and musculoskeletal disorders in piano students: electromyographic, clinical and preventive aspects.(ピアノを専攻する学生の筋肉運動と筋骨格疾患: 筋電図記録、臨床的、および予防的側面。)
Ergonomics(エルゴノミクス(人間工学)), 32 (7), 697-716.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2806217


Kochevitsky, G.(コチェビツキー・G)(1967年)
The Art of Piano Playing(ピアノ演奏術). Summy-Birchard Music Inc.(サミー・バーチャード音楽社), USA(アメリカ).
https://vdocuments.mx/kochevitsky-george-the-art-of-piano-playing-1967.html


Meinke, W.B.(マインク・W・B)(1995年)
The work of piano virtuosity: An ergonomic analysis.(ピアノ妙技の作品: 人間工学的解析。)
Medical Problems of Performing Artists(アーティストの医学的問題), 10 (2), 48-61.
https://www.sciandmed.com/mppa/journalviewer.aspx?issue=1116&article=1214&action=3&search=true#abstract


Neuhaus, H.(ノイハウス・H)(1973年)
The Art of Piano Playing(ピアノ演奏術), Barrie & Jenkins(バリー & ジェンキンズ), London(ロンドン). https://vdocuments.mx/heinrich-neuhaus-learning-book-the-art-of-piano-playing.html


Ortmann, O.(オルトマン・O)(1929年)
The Physiological Mechanics of Piano Technique.(ピアノ・テクニックの生理学的機構。)
Kegan Paul, Trench, Trubner & Co., London, and E.P. Dutton & Co., Inc., New York.(ケガン・ポール、トレンチ、トリューブナー社、ロンドン、およびE・P・ダットン社、ニューヨーク。)
https://www.scribd.com/doc/78826778/Otto-Ortmann-The-Physiological-Mechanics-of-Piano-Technique-1929


Wagner, Ch.(ワグナー・Ch)(1984年)
Success and failure in musical performance: Biomechanics of the hand.(音楽の能力における成功と不成功: 手の生体力学。)
In: Roehmann F.L., & Wilson F.R. (Eds)(ローマン・F・L、およびウィルソン・F・R(編集者)): The Biology of Music Making, Proceedings of the 1984 Denver Conference, St Louis, Missouri, MMB Music Inc., 1988(音楽作成についての生物学、1984年デンバー会議の議事録、ミズーリ州セントルイス、MMB音楽社、1988年), 154-179.
http://www.christoph-wagner-musikphysiologie.de/CH.%20Wagner_Success%20and%20failure_1988.pdf


Wagner, Ch.(ワグナー・Ch)(2012年)
Musicians' hand problems: looking at individuality.(音楽家の手の問題: 個性の観察。)
Medical Problems of Performing Artists(アーティストの医学的問題), 27, (2), 57-64.
https://www.sciandmed.com/mppa/journalviewer.aspx?issue=1196&article=1942&action=3&search=true#abstract


Wristen, B.(ライステン・B)(2000年)
Avoiding piano-related injury: a proposed theoretical procedure for biomechanical analysis of piano technique.(ピアノ関連の障害の回避: ピアノのテクニックの生体力学解析のための理論的方法の提案。)
Medical Problems of Performing Artists(アーティストの医学的問題), 15 (2), 55-64.
https://www.sciandmed.com/mppa/journalviewer.aspx?issue=1092&article=1011&action=3&search=true#abstract


Wristen, B. & Deahl, L.(ライステン・B、& ディール・L)(2002年)
Small hands SOS! Circumventing injury and succeeding at the piano.(小さい手SOS!障害の回避とピアノでの成功。)
Music Teachers’ National Association, Cincinnati, Ohio.(音楽教師協会、オハイオ州シンシナティ。)
http://digitalcommons.unl.edu/musicpresentations/1/




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手の大きさと手の疾患との関連性 - ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS(和訳)

このページでは、細幅鍵盤関連の英語サイト、ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDSのメニューのPain, injury and performance qualityの中にある、Hand size as a risk factorという項目の和訳を掲載しています。

※ この翻訳文の元となる英語サイトの再編に伴い、和訳文も2020年5月14日に再編しました。



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Hand size as a risk factor - 危険因子としての手の大きさ


Hand size as a risk factor - 危険因子としての手の大きさ

手の大きさとピアノの演奏を結び付ける文献の多くは舞台芸術医学の分野にあり、ピアノ関連の痛みや障害における危険因子として、手の大きさに重点を置いています。1980年代と1990年代の間に公開された多くの疫学研究は、単にピアニストだけではなく複数の楽器演奏者を対象としています。
痛みや障害の推定原因は、テクニック、練習の時間や程度、姿勢、および遺伝的要因であると特定されています。女性が男性よりおよそ50%多く罹患していることから、女性が偏って影響を受けており、最もリスクが高いのは鍵盤奏者であることが分かりました。いくつかの研究では、女性ピアニストの70〜80%が一生のある時期に演奏関連の痛みや障害に侵されていることが分かっています。

酒井氏(1992年)は、ピアノの演奏によって手または前腕の痛みを呈したピアニストの臨床研究を実施しました。彼は、手の大きさがピアノ関連の痛みや障害の危険因子であり、日本人ピアニストはアメリカ人やヨーロッパ人に比べて不利になる可能性があると示唆した第一著者の一人でした。
後に酒井氏(2002年)は、自身の以前の結果を確認する、200人の日本人ピアニストを対象としたより大規模な臨床研究について報告しており、オクターブや和音の演奏が親指と小指の過度の外転(本来の位置から最大限離れた動き)を伴い、それが手首に順番に影響し 、潜在的にドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)またはその他の酷使による問題を引き起こすことを指摘しています。

およそ20年前に、ピアニストに関する疫学的研究(例えば、デ・シュメット(De Smet)他(1998年)、ファリアス(Farias)他(2002年)、シールズ(Shields) & ドックレル(Dockrell)(2000年))は、手の大きさをピアノ関連の痛みや障害の有力な危険因子であると見なし始めました。
ピーター・ブラッジ(Peter Bragge)氏によるピアノ関連の障害の危険因子に関する批判的な批評の文献(2005年)以降、ピアノ関連の障害に伴う痛みの危険因子に関する追加的な調査が公表されています。

芳村氏および他(2006年)は、痛みと大学生間のいくつかの独立した演奏関連および身体計測の変数との関係を調査し、ピアノ関連の痛みと一般的な『サイズ・強度・速度』の危険因子との統計的に有意な関係を立証しました。手の大きさ、特に第3~4指のスパンがこの危険因子の中に含まれていました。ピアノ教師を対象にした同様の研究(芳村他、2008年)の結果は、手の大きさや強さと痛みの間の因果関係を裏付けています。
ブルーノ(Bruno)他(2008年)は、イタリアのピアノを専攻している学生の間の筋骨格障害を対象とした症例対照研究(※)を実施しました。多変量解析により、上肢の障害と手の大きさとの間に統計的に有意な相関関係が見つかっています。

※ 症例対照研究:疾病の原因を過去にさかのぼって探そうとする研究。目的とする疾病(健康障害)の患者集団とその疾病に罹患したことのない人の集団を選び、仮説が設定された要因に曝露されたものの割合を両群比較する。

酒井氏の最新の調査(2010年)は、親指の過外転と過伸展が、手の小さいピアニストでは、〔上腕骨の〕外側上顆炎や、前腕(肘から手首までの部分)の伸筋(主に腕や脚などを伸ばす時に使用される筋肉の総称)の痛みやドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)を引き起こす可能性が高いことを示しています。

(ピアニストを含む)若年の楽器演奏家の間での痛みや障害に関する最近の調査(レイネリー(Ranelli)他、(2011年))は、成人と同様に子供も影響を受ける可能性が高いことを表しています。

この文献の2008年までの更なる包括的レビューについては、ボイル&ボイル(Boyle&Boyle)(2009年)をご参照ください。


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